【商品レビュー】最安クラスのHDMIキャプチャデバイス!Genki Shadowcast発売前レビュー!

先日のmoft floatに続きましてまたまた海外から取り寄せました。
結論からすると画質や遅延はもう一息、だけどお手軽感は抜群で必要十分な商品でした。

買ったもの。

タイトルにもある通り、『Genki Shadowcast』という商品になります。
簡単に言うとHDMIの信号をUSB-Cに変換してくれるような商品です。USB接続出来るようになったことでそのままPCに接続可能というわけですね。
今回はNintendo Switchをベースに紹介していきますが、HDMI出力機能が付いている一眼カメラなどにも使うことが出来ます。

このGenkiというメーカーは、以前ご紹介したNintendo SwitchのDock兼充電器と同じメーカーになります。
かゆいところに手が届くような、絶妙な製品を作ってくれているメーカーさんだと感じますね。

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開封。

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実際に使ってみると…

いい点、イマイチな点に分けて紹介していきます。

いい点

とてもコンパクト

通常のキャプチャーボードだとそこそこの大きさになってしまいますが、こちらの商品は本当に小さいです。
親指くらいのサイズでしっかりと映像出力できるのは本当に素晴らしいと思います。

安い!

約4000円でこのクオリティ。
キャプチャボードなんて安い中華製品でも1万近いですからね。その半額以下と考えるととてもお得感があります。

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専用ソフトウェアが軽い!

プレビューおよび録画用に専用ソフトウェアが用意されています。専用ソフトウェアということもあり、とても軽快に動作するところがポイント。
通常のキャプチャボードで録画する際はOBS等のサードパーティソフトウェアを使いますが、多機能なだけあって動作が重かったりするんですよね。

ちなみに、OBS等のソフトウェアへの取り込みも可能です。このへんは好みに応じて使い分けるといいと思います。

イマイチな点

低遅延?そこそこの遅延を感じます。

やっぱり遅延はあります。1秒までは行かなくとも、体感的に0.5秒くらいはあるのではないでしょうか。これではアクションゲームなんて無理ですね。低遅延を売りにしている商品だけにがっかりなポイントでした。

対策としてHDMIの分配器を導入しています。ShadowcastとPCモニタに並行出力するような形ですね。最近は価格もこなれてきているので、快適性を求められる場合は必須と言えるでしょう。

画質が…

最近は4k出力なんかも出回ってきましたがこのデバイスでは最大でも1080p/60fpsまで。しかも1080p/60fpsは録画は非対応であくまでプレビューのみ。録画をするなら1080p/30fpsもしくは720p/60fpsまで落として上げる必要があります。

とはいえパッと見では全然汚くないので、必要十分かな。
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端子の周りが太い。

基盤を搭載している以上仕方ありませんが、以下のようにちょっと出張っています。これでは機器によっては直接差し込めないケースも結構あるでしょう。

対策として私は短めの延長ケーブルを購入しています。

まとめ

安くて期待していなかったけどしっかり使えています。
お手軽にHDMIキャプチャを行いたい方にはオススメできる商品だと思いました。
まだ未発売の商品ですが、発売された際はぜひぜひご検討ください。

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iPad Pro用トラックパッド付きキーボード!doqo DQ1-K129購入&日本最速レビュー!

iPad Proを購入して結構な月日が経ちますが、重い重い。本体とペンとケースを合わせたら1kgに迫る重さ。
重いなら重いでいっそのこともっと使い勝手をよく出来ないか?と考えた結果、キーボード&トラックパッド付きケースを取り付けてPCライクにしてみました。

前書き

実は昨年末に海外のクラウドファンディングサービスにて別のキーボードに出資していたのですが、世界情勢やら色々とあり、お金だけ集めて断念されてしまったようなのです…。
名前を出してしまうとLibraと言う名前のキーボード付きケースでした。まあ、こういったリスクも含めてクラウドファンディングですね。仕方が無いので諦めることにし、他のキーボード付きケースを物色しました。

今回購入したのはdoqoというメーカーのキーボード付きケース。お値段は2万円と少々です。
Amazonでいうところのお急ぎ便のようなオプションを選択しました。発送から3日程度で到着しています
https://www.doqo.shop

先に結論を言いますが、全くオススメ出来ないようなとても微妙な製品でした。

純正を選ばなかった理由。

純正を選ばなかったのには勿論理由があります。

バッテリー&ハブ機能付き

純正って充電端子はあるんですが、その他は結局ハブを噛まさないと拡張性がないんです

有線接続式

社外品=Bluetooth接続だと思っていました。
logicoolさんから出されている製品だけはスマートコネクタ対応ですが、何故か12.9インチに対応したモデルは発売されていないんです

アルミニウム製

純正の素材ってストレートに言ってしまうとビニール製なんですよね
経年劣化が目に見えているのでマイナスポイントでした

MacBookライクで格好いい

アルミボディに黒いキーボード。とってもスタイリッシュです。

私自身が珍しい物好き

結局はこれなんです
人と被りにくいものを使いたい

実際に使ってみて。

冒頭でも書いたとおり、単刀直入に言うと微妙です。いい点もあるけど、それと以上に良くない点もあります。
やっぱり純正のクオリティには勝てない、ということでしょうか。
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良い点

質感はなかなか良い

ただしMacBook Proほどの滑らかさは感じませんが、しっかりとアルミで作られており、塊感を感じます。

有線接続なのはプラス

Bluetoothだと使う前のペアリングや充電などが煩わしいですからね。その点一切気にしなくていいのは非常にいいです。

ハブ内蔵はいい

まだ使用するシーンに恵まれていませんが、拡張性に優れている点はプラス。
今後役に立つシーンがたくさんあるでしょう
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キーボードが打ちやすい

タイピング感抜群です。ただし片手離しに褒められるか、というと微妙です。
具体的にはキーストロークが深めなんですよね。そしてキー自体が角張っていてザラザラしていて、指で触った感覚は滑らかな純正キーボードとは比べられないレベル。
なかなかマニアックな線かもしれませんが、GPD社のUMPC(GPD Pocket)のキーボードの感覚に似ている気がします。もしかしたら同じ深センで作られた製品なのでパーツが共有だったりして…。
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重量バランス

フルに開いてもしっかりと自立します。ちょっと強く押すと倒れはしますが、テーブルにおいてタイピングする分には一切倒れる気配はありません。非常に良好です。
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悪い点

重い

安定性の裏返しですが、計測してみたら本体と合わせて約1.7kgもありました。MacBook Pro 13インチよりも重いです。
ここまで来たらMacBook Proを持ち歩いた方が…と思ってしまいます。
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ぴったり設計すぎて取り付けが大変

購入前はタブレットとして使いたい時は気軽に外せるような使い方をイメージしていました
実際はぴったりすぎて取り付けるのも取り外すのも一苦労。どれくらいぴったりかというと、ガラスフィルムや、もはや薄さを感じないくらいのwraplusを貼っただけでも取り付けられません。
よく言えば抜群のフィット感ですが、私の理想とは異なりました。落とした時にはぴったりすぎて衝撃を吸収する箇所がなく、思いっきり本体にダメージが届いてしまうのではないかと思います。
ピッタリすぎる原因は恐らく下部の爪だと思います。
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固定方法がプラスチックのリング

全くスマートじゃないですね。固定に用いるのは薄っぺらいプラスチックのパーツですが、これが壊れたら使えなくなるも同然の立ち位置。どうにかならないものでしょうか。
もし私が製品開発者だったとしたらマグネットで固定する方式にしますね。iPad Proの特徴として背面に強力なマグネットが多数埋まっていますから、それを利用しない手はないと思います。
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天板部分がフルアルミじゃない

ペンを格納する仕組みは非常にいいんです。だけどどうしてここだけ中途半端にプラスチック剥き出しにしたんでしょうか。一気に安っぽく見えてしまいますね。もう少し覆ってくれれば…なんて思ってしまいます。
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カメラ穴のタイプが選択できない

生産コストの兼ね合いなんでしょうけど、2018年モデルを使用している私からすれば必要以上に大きな穴が空いている状態です。この穴から傷が付きそうですよね。
しっかりとヘアライン加工されている点は大いにプラスなのですが、非常に惜しいと感じます。

11インチも12.9インチも筐体の大きさが一緒でダサい

操作性を考えたら最高。見た目を考えたら微妙。意見が分かれるところです。

時々キーボードの謎入力が発生する

まだよく分かっていないのですが、時々押したキーと異なる文字列が打鍵されることがあります。
単に隣のキーが反応するとかってレベルではなく、謎の文字列が入力されるんですよね。恐らく文字コードか何かだと思いますが、処理が追いついていないと言うことなのでしょうか。

トラックパッドは…

左右下部に物理センサーがあるタイプで、一昔前の純正品と同タイプだと思います。特に上部の感度はあまりよろしくなく、更には真ん中らへんを押すと左右両方のセンサーが感知してダブルクリックの扱いになってしまいます。
そして何より操作感が悪すぎます。これは他の社外品にも言えることですが、恐らくAppleがAPIを公開していないからでしょう。単純にマウスとして認識されるため最小限の設定変更しか出来ず、痒いところに手が届きません。
特に痛いのは、2本指スワイプでブラウザバックできなかったり、ドラッグ機能がなかったり、タップの無効化ができずタイピング時にトラックパッド が反応してしまったりなどなど。一番期待していた要素だけにがっかりしています。
それから独自のジェスチャーを用意してくれているのですが、はっきり言って余計なものばかりです。タップを無効化できないことと相まって 想定していない動作が頻発します。
具体的には普通にネットサーフィンをしている途中に謎にアプリが切り替わったりします。一体どのジェスチャーに当てはまるのか特定できないので対処のしようがありません。
最も余計だと感じるのが4本指タップでスクリーンショットが撮影されるジェスチャー。どうして実装したのか開発責任者を問い詰めたい。
総評すると一番期待していた箇所なのに一番がっかり。トラックパッドをオフにして外付けマウスを繋げた方が数百倍幸せになれそうです。

ペンが使いにくい

角度の選択肢がなさ過ぎます
ペンを使おうと思ったら一度取り外して…といった運用が主流になると思います。せっかくペンを格納するスペースがあるのにもったいないです

バッテリーが機能していない

バッテリーが内蔵されていると言う話でしたがその気配はありません。ケースの充電端子に刺して本体への給電は出来るのですが、ケースに蓄えられているであろう電池からの給電をする方法はないですね。
普通に考えたらケースから出ているケーブルを挿せば充電出来ると思うのですが、それは無理なようです。もしかしたらと思ってUSB端子にiPhoneを刺してみましたがそれも充電されず。しかも本体に接続した状態でiPhoneを接続しても充電されません。これは本当に謎。
iPad Proって意外と電池持ちが悪かったりするので補助バッテリーとしても活躍してくれそうでいいな、と思っていただけに非常にがっかりです。

結論

冒頭にも書きましたが、はっきり言って微妙すぎる一品でした。もし過去の自分に助言が出来るとしたら、迷わず「そんなもの買うな!大人しく純正を買え!」と強く言うと思います(笑)
執筆時点では日本で当製品をレビューしているのは私だけでしたので、 購入を検討してググっている方はこちらに辿り着くことでしょう。悪いことは言わないから素直に純正を買いましょう!
一応フォローしておくと、この記事はiPad Proとdoqoキーボードを用いて執筆していますがあまりストレスを感じずに執筆できたので単純にキーボードとしてみたら不満はないのかなと思います。しかしトラックパッドの使い勝手や細かい質感については褒められません。そして着脱が容易でなく、体勢的にペンやタッチも使いづらくなりますのでiPadの優位点である機動性/直感性を簡単に殺してしまいます。海外の小さなベンチャー企業が作った製品ですからね、非常にワクワク感のある品である反面 ユーザインターフェイスやクオリティが追いついていないと感じる点が多かったです。
繰り返すようですが使い勝手を重視するのであればやっぱり純正のMagic Keyboard一択なのだと思います。もし純正品の素材が見直されたり、一番純正に近いLogicool社から12.9インチ用のトラックパッド付きカバーが発売されたら迷わず買い足します。

追記

何度かパカパカしていたらiPad Proの重さに負けたのかヒンジが割れてしまいました。
もう駄目だ、外付けキーボードとして再利用しようと思い分解していたら危うい箇所を発見。
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配線剥き出しじゃん…下手したら感電してたかもしれません。すんなり壊れてくれて逆に安心しました…。

【商品レビュー】Macでも使えるusb-c接続のHDMIキャプチャーボード! HSV325 1ヶ月使用レビュー

USB-Cケーブルで接続できるHDMIキャプチャーボードを購入して1ヶ月経過したのでレビュー。
早速結論ですが、キワモノ感は否めないもののオススメ出来る商品でした。

前書き。

普段使いのMacとは別に自作のWindowsマシンを持っていたときはPCI接続のHDMIキャプチャーボードを利用していましたが、Macだけで運用するようになってからはキャプチャーボードを持っていませんでした。しかし最近になって無性にゲームのプレイ動画を録画したくなった。そこでAmazonを巡る旅が始まりました。

購入。

とにかくMac対応のキャプチャーボードって少ない。ましてやUSB-C端子しか付いていないMacBookProだと変換ケーブルやハブを噛まさないと使えない物ばかりでスマートじゃない。
知名度でいえばElgato製の物をよく見る。EU在住の友人がこれを使っているのだが、日本と比べて物価の高いEUでも普通に日本の半額程度で売られているらしい。他社製品と同価格帯で相場通りとはいえ、その事実を知ってしまったら一気に購買意欲が削がれた。

更に巡っているとこんな商品を見つけた。HSV325という製品らしい。

※画像クリックでAmazonに飛びます

USB-Cケーブルで接続出来て且つ非常にコンパクトな外付けHDMIキャプチャーボードだ。値段もまあまあ。これに決めた。

開封&使用レビュー。

某スマートフォンを連想させるようなパッケージ。思っていた以上に高級感がある。
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本体の素材はアルミ製かな?軽くて触るとひんやりとする。値段的にプラスチックじゃないの、と思っていたがいい意味で期待を裏切られた。だが付属のベルトだけは理解できない。別に持ち歩く想定の製品じゃないでしょうに…。そして説明書は何故かHSV323という別製品の物。同型でUSB-C端子じゃないモデルらしい。ここは中華クオリティ全開と言わざるを得ない。
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購入の決め手がこれ。USB-C端子!
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反対側面にはマイクとヘッドフォン端子。実況撮る人にはいいんじゃないかな。
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早速接続してみる。
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キャプチャーソフトは巷で人気のOBS Studioを選んだ。何もせずともデバイス認識してくれて問題なく接続出来た。
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肝心の性能だが画質や音質は特に違和感なし。遅延はあるがパススルー機能があるので問題なし。ちょっと使っているとジワジワと温かくなっていくがアルミ製だし空冷用のスリットも設けられているのでその気になれば卓上扇風機でも当てればいいかな。熱が原因で壊れる確率は低いでしょう。
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※分かりづらいが凸部分の根元に空冷用の隙間が作られている

まとめ

とにかくUSB-Cで接続出来るところが◎ まだ類似製品全然ないもんね。これだけでも優位。
外付けデバイスっていうと予備電源ないとまともに動かないんじゃないの、と心配していましたが一切問題なかったです。これも電源供給と伝送速度が安定しているUSB-Cのおかげかな。
ただしAmazonのレビューを見てもらうと分かる通りハズレ個体もあるらしい。いざという時に返品することまで考えてAmazon発送になっていることは必須だろう。
購入の参考になれば幸いです。

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