MacBookPro、買い替えます。

突然ですがMacBook Pro 16inchモデルを売却することにいたしました。

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なぜ売却?

理由は3つ。

1. 今使っているMacBook Pro 16inchに限界を感じた

具体的にはメモリがカツカツ。常に使用率100%で、スワップを多用してしまっています。SSDって頻繁な読み書きに弱いと言われていますからね。明らかに寿命を縮めてしまうような使い方をしてしまっています。メモリをガッツリ盛っておけば良かったなと後悔。

とはいえ今買えるM1モデルについてもメモリ上限は16GB。「スペックダウンだろ」と思われるかもしれませんが、根本から構成を見直した関係で効率化が図られており、同じ16GBでも体感が全然違うのだとか。

その他スペックに関する比較としては、CPUパワーのベンチマーク的には同等の結果。グラフィックに関しては独立GPUを搭載した16インチのほうが勝りますが、私のメイン用途である機械学習分野においては16インチが負けてしまう結果が出ているそう。最も重要視している分野において、30万で買ったハイエンドモデルが10万円で買えるエントリーモデルに負けてしまったのです。

2. 16inchは発熱と電源消費量が半端ない

私のメイン用途は当ブログでも記事にさせていただいているように競馬を題材とした機械学習が主となっています。長時間掛かるような重い分析を実行したり、週末は終日付けっぱなしで競馬AIによる予想を皆様へとお届けしているのもこのマシン。
そんな使い方では常にファンがフル回転しています。場合によっては 電源供給量<電源使用量 となってしまい充電されずバッテリーが0まで下がってしまったこともありました。そしてキーボード上部が触れなくなるくらい熱を持ちます。『牛肉を乗せたら焼けますよ!』と冗談で言っても疑われないレベルの熱さになります。これでは安心して運用することが出来ません。

3. intel版の値崩れが激しい

先述の通り安価なM1搭載モデルに性能負けしてしまっている、という点。古い物を売って新しいものを買う、というスタイルの人間からすれば大変な痛手です。ましてや16インチのAppleSilicon搭載モデルが出て普及してしまった日には現行モデルは価値無しも同然の扱いを受けてしまうかもしれません。そうなる前にとっとと売り抜けしてしまいたい。

新型については色々と噂が飛び交っていますが、外見が変わったり、タッチバーが廃止されたり、MagSafe充電になるのではと噂されています。Appleのことですから外見の変更についてはより格好良くなることは間違いないでしょう。タッチバーも正直なところ使い所が難しいので廃止されても構いません。そしてMagSafeは長年Apple製品を使い続けてきた身としては歓喜している部分もあります。Thunderbolt端子での充電も続投でしょうから、フルモデルチェンジに対する実質的なデメリットは何もないと考えています。

1年少々で買い替え。損したか?

売却額の想定は20万行かないくらいを見込んでいます。買値が約30万でしたから、1年3ヶ月で10万円ほど償却したような計算。10万少々で購入したマシンが1年少々で使い物にならなくなった、と捉えれば非常にコスパの悪い買い物だったと思えます。

しかしこのマシンを購入して得られたものは多数あります。今最もハマっている競馬AI開発はこのマシンがあってこそ。そして自分でもビックリするくらいの新規訪問者を呼び寄せたモンハンライズの自動化開発もこのマシンから始まりました。勉強代と捉えれば十二分にお釣りが返ってきています。

何を買うか?

ズバリ、MacBook Pro M1モデル SSD:512GB / MEM:16GB JISキーボードです。
この流れですからM1チップ搭載のモデルを購入することはお見通しかと思います。では何故この構成を購入したのかを説明していきます。

まずはこの先の運用ロードマップから。

以下のように考えています

想定時期 機種 Action 説明
2021/05 MacBook Pro 13inch(late2020) 購入 当記事の通り。
2021/06 MacBook Pro 16inch(late2019) 売却 M1モデルで不自由なく使えることが分かったら即売却。
2021/12 MacBook Pro 16inch(late 2021) 購入 ガッツリ使い込むメインマシンとして追加購入。目が飛び出るほどの価格帯であれば整備品まで待つことも視野に。
2022 MacBook Pro 13inch(late2020) 譲渡 恐らく家庭環境も変わっている頃。家族間や夫婦間といえどプライバシーの確保は大事。お下がりだけど専用のマシンを与える。

なぜAirではなくPro?

巷では『Airで十分。Proは買う価値なし』とまで言われていますよね。
そんな中なぜProモデルを選んだか、理由は2つあります。

1. そもそもの用途が高負荷想定の機械学習だから

いくら発熱しにくいチップといえど、機械学習で思いっきり負荷を掛けたら発熱は避けられないでしょう。長時間つけっぱなし運用が基本になるでしょうから、ファンレスでは限界があると見ています。熱くなってパフォーマンスが落ちたら嫌ですし、ましてや熱暴走で壊れるなんてことがあったら最悪です。差額は3万円もあるのに大きな違いは冷却ファンの有無とタッチバーの有無くらいですが、冷却ファンが付いていることに対して3万円の価値を見出しました。

2. 持ち運ばないから

Airの魅力は軽さです。でもその恩恵を受けられるのは持ち運ぶ時。そもそも持ち運ばなければ関係ありません。

その他選定について

SSD:512GB

現在使っている16インチモデルは1TBでしたが、1年以上使い込んだ今現在の使用量を見ても200GB以内に収まっています。繋ぎとしての利用を想定すれば最小構成でも十分事足りますが、先述の通りいずれは譲渡する形を想定していますので お下がりとして与えても不自由なく使えるであろう容量を想定して512GBを選択しました。

MEM:16GB

機械学習用途なので言わずもがな。最大までスペックアップしました。

JISキーボード

こちらもお下がりとして与えた後を想定。スッキリとしたUSキーボードも魅力的ですが、JISキーボードに慣れた方にとってUSキーボードは癖がありますからね。

購入店舗について

価格.comに掲載されている店舗で買えば安上がりですが、今回欲しいのは通常構成ではなくカスタムモデルになります。一部量販店でも取り扱っているようですが、あくまでオーダー受付であって常に在庫があるわけではありません。ですので基本的にはApple公式のみで販売されているような形です。
となると定価販売になってしまい、カスタムすると税込20万に迫る価格に。

半年前のマシンで且つ数ヶ月後にはフルモデルチェンジすると噂されている物にここまで出すのは気が引けます。
そこで今回はApple公式より販売されている整備済製品を購入することに。公式のサポートが得られて15%引き。約16万程度で購入することが出来ました。
そして普通にカスタムして購入するよりも納期が圧倒的に早い点もポイント。通常のカスタムであれば最短でも2週間程掛かりますが、整備済製品の場合は4/30に購入して5/1に届く予定になっています。これは利用しない手はないですね。

最後に

まさか1年少々で買い換えることになるとは思ってもみませんでした。
一つ言えることは、『とりあえずメモリは盛っておけ』です。
そして次期16インチモデルに期待します。

【人柱】続・ミニマルなiPhoneケース mynusをmagsafe対応にしたかったお話

※前回の記事の続編です。まだご覧になられていない方は是非。
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前書き。

前回の試行結果はご覧の通り。悲しく終わっています。

どうしてもmynusのケースでmagsafeを使いたい。諦めきれない。
金属製のリングが駄目ならもっと強力な磁石を仕込んでみたらどうなるだろう。
もう一度チャレンジしてみることに。

【人柱】ミニマルなiPhoneケース mynusをmagsafe対応にしたかったお話

人柱記事です!

前書き

待ちに待ったmynus。発売と同時にポチって約3週間使用。
質感よく大変満足しています。

…が、magsafe非対応なのがどうしても気に入らず。

追い打ちを掛けたのがankerからmagsafe対応モバイルバッテリーが発売されたこと。
結構な磁力で、ケースをつけていない状態であれば充電したまま鞄に放り込んでもホールドされたまま。
とても画期的なモバイルバッテリーです。
Amazon | Anker PowerCore Magnetic 5000 (マグネット式ワイヤレス充電機能搭載 5000mAh コンパクト モバイルバッテリー) 【 マグネット式/ワイヤレス出力 (5W) / USB-Cポート出力 (10W) / PSE技術基準適合 】iPhone 12 / 12 Mini / 12 Pro / 12 Pro Max | Anker | モバイルバッテリー

amazonを見ているとmagsafe非対応のケースを対応ケースへと変える金属製のリングが販売されていました。
これはもしかしたらいけるんじゃないか?と思い即購入。そして組み込んでみる。
Amazon.co.jp: Magsafe用 リング磁気増強 (Aerku) Magsafeメタルリング 保護シェル携帯電話マグネットリングと互換性があります ワイヤレスカーチャージャー鉄リング 強化された 磁石を吸着させることができますワイヤレス充電器 Qi急速充電器 リングバックルiPhone 12 シリーズ 薄い金属リング アルミニウム合金の耐食性 滑らかなエッジ、安全金属リング (5枚入り): 家電・カメラ

結論からすると失敗。
magsafeを使いたい人は大人しく別のケースを使うか、望みは薄いでしょうけどメーカーさんに皆で要望を出して商品化していただくしかないですね。

やったこと

金属製のリングを内側に埋め込んでみました。
まずBefore。内装まで美しいですね。
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そしてこれが今回購入した金属製リング外箱。どう見てもカメラ保護ガラスの箱。これが中華クオリティですか。
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レビューでは「4枚しか入っていなかった!」という書き込みが多数寄せられていましたが私のはしっかりと5枚入っていました。
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剥がす。結構簡単に行けました。
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貼り付ける。
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結果

全然よくなりませんでした!
クッション材を除けば割と薄めのケースなので期待していましたが、結果は振るわずでした。
湾曲しているわけでもないので全く原因が分かりません。
磁石とかには全然詳しくないですが、実は極端に磁力が通りづらいとかだったりして。
外側に貼り付ければ使えなくはないですが、このケースのいいところを一気に殺してしまいますからね…。
メーカーさんが公式Twitterで「magsafe対応させたらコストが上がるので〜」と言っていた件、もしかしたら同じようなことを実験されていたのかもしれませんね。単に金属製のリングを埋め込むだけで実装出来れば大してコスト掛かりませんから。

ケース自体はとてもいいものなので、今後のラインナップ展開に少し希望を抱きつつも、今はmagsafeは我慢して使っていこうと思います。

続編記事書きました!!

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【モンハンライズ】マカ錬金に使用するモンスター上位素材を自動収集するプログラムを作った【MH:Rise】

またまたモンハン自動化ネタ。本編より楽しいです。

内容

今回も動画をご用意いたしました。
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オトモ隠密隊派遣を利用して稼ぐ感じですね。

5回クエストを消化するたびに受け取ることが出来ますが、クエストを消費する部分については偉大なる先人様である 『こちゃてす様』 が作成されたプログラムを拝借させていただきました。

カムラポイントが尽きない限り延々と繰り返してくれます。カムラポイントがないよ!という方については、こちらも『こちゃてす様』が自動収集プログラムを公開してくれているので是非ご参考に。

実行環境

参考までに私の実行環境ですが、本体は通常版Switchの初期ロット/ソフトはパッケージ版になります。

そして利用しているマイコンは以下。(画像クリックでAmazonの商品ページに飛びます)
名称長いですが『KOOKYE Pro Micro ATmega32U4 5V/16MHz Module Board マイクロコントローラーボード Arduino Leonardo Replace ATmega328 Arduino Pro Miniと互換 3個セット』という商品名です。
こちらは他製品比較で少々お高めですが、『ATmega32U4』というチップを搭載していれば動くはずです。

コード

参考までに今回作成した関数部分を公開します。
何度も検証して正常動作を確認出来ておりますが、利用される方は各々で検証ください。

呼び出す順番は以下の通り。
1〜3までは初期処理として設定し、それ以降の4〜10でループを組む形になります。

1. 里内移動関数(6:集会所準備エリア)
2. 隠密隊派遣受付前まで移動する関数
3. 隠密隊派遣関数
4. 里内移動関数(7:集会所)
5. クエスト消費関数(こちゃてす様作成のものを参照。5回繰り返してください。)
7. 里内移動関数(6:集会所準備エリア)
8. 隠密隊派遣受付前まで移動する関数
9. 隠密隊成果物受け取り関数
10. 隠密隊派遣関数

里内移動関数

こちゃてす様が作成された関数に『集会所 準備エリア』までの移動処理を追加しています

//里内移動関数
void Map_teleport(int select) {
// 里内移動ショートカット呼び出し:里内でのマイナスボタンの挙動を「タイプ2」に変更しておく必要あり
pushButton(Button::MINUS, 750, 1);
if (select == 7) {
// クエスト受注時に利用する処理
// 集会所まで移動
pushHatButton(Hat::UP, 400, 1);
} else if (select == 6) {
// 隠密隊派遣する際に利用する処理
// 集会所 準備エリアまで移動
pushHatButton(Hat::UP, 400, 2);
} else {
pushHatButton(Hat::DOWN, 450, select);
}
// 決定
pushButton(Button::A, 1200, 1);
}

隠密隊派遣受付前まで移動する関数

新規作成。集会所準備エリアに入ってから呼び出します。

// ネコ前まで移動
void moveFrontOfCat() {
// 集会所 準備エリアに移動する
Map_teleport(6);
// キャラ移動
Transport_stick(45,300);
Transport_stick(90,200);
}

隠密隊派遣関数

ネコに話しかけて派遣するまでの一連の処理になります。
アキンドングリを使うかどうかは関数呼び出しの際に指定してください。1で使う/0で使わない になります。

// 隠密隊派遣関数
void covertTroops(int nuts) {
// 話しかける
pushButton(Button::A, 2000, 1);
// 「オトモ隠密隊」にカーソル移動&決定
pushHatButton(Hat::DOWN, 500, 1);
pushButton(Button::A, 500, 2);
// 調査先選択:「百竜夜行」を選択 / 百龍夜行は出現ランダムなので無い場合は「溶岩洞」が選択される
pushButton(Button::A, 1500, 1);
pushHatButton(Hat::UP, 500, 1);
pushButton(Button::A, 500, 2);
// オトモ選択:オトモアイルーを上から4頭選出(※要事前ソート)
pushButton(Button::A, 500, 6);
// アキンドングリ利用チェック
if (nuts == 1) {
// アキンドングリを利用するパターン。Xボタンを押下する
pushButton(Button::X, 1200, 1);
}
// 決定
pushButton(Button::A, 500, 2);
// 会話終了
pushButton(Button::B, 500, 2);
// 会話終了まで待ち時間を挟む
delay(3000);
}

隠密隊成果物受け取り関数

派遣後、5回クエストを消化次第実行する形になります。

// 隠密隊成果物受け取り
void receiveTroopRewards() {
// 話しかける
pushButton(Button::A, 2000, 1);
// 「オトモ隠密隊」にカーソル移動&決定
pushHatButton(Hat::DOWN, 500, 1);
pushButton(Button::A, 500, 2);
// 受け取る
pushButtonContinuous(Button::A, 6000);
// 会話終了
pushButton(Button::B, 500, 2);
delay(3000);
}

まとめ

今回はモンスター上位素材を自動収集するプログラムのご紹介でした。
ご自由に流用いただいて構いません。もし不明点があればTwitterにて承ります。
「そもそもどうやって作るんだよ」「マイコンってなんやねん」って方についても是非(笑)

以前投稿したネタ

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【モンハンライズ】採掘と福引を自動化したお話。【MH:Rise】

ツイッターの方ではちょくちょく公開させていただいておりましたが、amiiboを使うと引くことの出来る福引を完全自動化&無限引きに対応させてみたお話です。

内容

まずは動画を作ったのでご覧ください。(※2021/04/07 07:00に公開されます)

福引自動化&無限引き

通常の福引はセール中に1度という制約がありますが、amiiboで引くことの出来る福引は1日3回までの制約を除けば無限に引き続けることが出来ます。しかも日付の管理はあくまで本体側の時計でしか判断されておらず、時計さえずらしてしまえば何度でも簡単に引くことが出来てしまいます。ポケモン界隈で流行っていた自動化の手法で簡単に実装出来ると踏み切って実装してみたのがきっかけ。

結論からするとまだまだ改良の余地あり。
amiiboは純正コントローラから読み込む必要があるのですが思いの外すんなりと読み込んでくれないんですよね。 15秒ほど猶予を持たせてみましたが、これでも時々失敗してしまうことがありました。

また今回はPCからBluetoothでSwitchに接続する形式を取ってみましたが、有線と比べると多少のラグが発生してしまうこともありました。ラグが発生して然るべきキーが実行されないと処理が途中で変な方向に向かってしまうんですよね。
少々時間は掛かってしまいますが、ポケモンで実装したときと同じようにマイクロコンピュータデバイスを使って実行する方式に変更しようと思っています。ある程度の反響があればソースコード等の公開も考えています。それまでに動作を安定させたいな。

amiiboについて補足

amiiboで引くことの出来る福引には大きく分けて2パターンあります。

1つ目がMHRiseコラボとして発売された3体。マガイマガドとオトモガルクとオトモアイルーの3体ですね。
こちらについては専用の福引が用意されています。それぞれの当たりは以下の通り。

amiibo 当たり その他
マガイマガド 鎧玉系 原珠/罠(落とし穴/シビレ罠/タル爆弾)
オトモガルク 鬼神薬グレート 硬化薬/閃光玉/音爆弾/強走薬
オトモアイルー アキンドングリ 謹製おだんご券/秘薬/粉塵

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マガイマガド(これは普通の当たりです。大当たりのスクショ撮れていなかった…大当たりでは鎧玉と原珠のレア度が更に上がって罠の個数が増えます。)
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オトモガルク(大当たり)
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オトモアイルー(大当たり)
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どれも魅力的ですが、個人的には防具の強化に役立つ鎧玉と、よく使うけど作るのが結構面倒臭い罠一式が入っているマガイマガドを推します。

そしてもう2つ目のパターンがその他のamiiboで実行した場合。
通常の福引と同じく、ランダムのようです。回復薬とかが手に入るのでこちらでも十分だと思いますね。

採掘自動化

福引自動化はそれなりのコンピュータ知識に加えて品薄でなかなか手に入らないamiiboが必要ということで明らかに敷居が高いです。なのでオマケとして割と簡単に実装できる採掘自動化も紹介に取り入れてみました。
こちらは連射機能付きコントローラーがあれば誰でも簡単に実装出来ます。

昔はホリパッドといえばスティックが異常に固くて使いづらい印象でしたが最近のは純正に近い使用感でかなり使いやすく感じますね。純正までの質感はないにしても、半額以下なので許容範囲です。

まとめ

競馬AI開発の傍らで作った物の紹介でした。もうちょっと動作を安定させるまで続けたいと思います。

追記

マイコンに移植しました。
非常に安定して動作してくれていますので、近日中に内部構造を公開します。

内部構造公開。

使う処理は2つだけ。

1. 福引を実行する関数
2. 月日を変更する関数

これらをループするだけの簡単仕様です。joyconでも出来なくはないですが、絶望的に固定しづらいのでプロコンを推奨。

利用開始の条件としては、プロコンにamiiboを固定⇒雑貨屋の選択肢「amiiboを読み込む」にカーソルを合わせておくだけでOKです。

俗に言う『時渡り』ですね。ポケモンでもおなじみのロジックなので今更語ることもないでしょう。とってもシンプル。
ちなみにこちらのコードは緊急で書き上げたこともあり、最も語句が短くシンプルに書けそうだった『NintendoSwitchControlLibrary』というライブラリを利用させていただいております。詳しくはググってください。モンスター素材自動収集プログラムとは利用しているライブラリが異なりますのでご注意ください。気が向いたら移植するかもしれません。

福引を実行する関数

本体部分になります。

// 福引実行
void execLottery() {
// amiibo読み込み
pushButton(Button::A, 5000);
// 回して受け取る
pushButton(Button::A, 50, 11);
}

月日を変更する関数

月と日をそれぞれ+1します。日付の重複判定が時々掛かってしまうようですのである程度のランダム性を持たせるためにそうしています。
理論的なことには詳しくないので体感のレベルですが、2021/1/1から開始すると1日放置しっぱなしでも延々と回り続けてくれました。

// 時計変更
void timeFlyer() {
// ホーム画面 > 設定
pushButton(Button::HOME, 500);
pushHat(Hat::DOWN, 25);
pushHat(Hat::RIGHT, 25, 5);
pushButton(Button::A, 100);
// 設定 > 本体 > 日付と時刻
holdHat(Hat::DOWN, 2000);
pushHat(Hat::RIGHT, 25);
pushHat(Hat::DOWN, 25, 4);
pushButton(Button::A, 200);
// 日付と時刻 > 現在の日付と時刻
pushHat(Hat::DOWN, 25, 2);
pushButton(Button::A, 500);
pushHat(Hat::RIGHT, 25);
pushHat(Hat::UP, 25);
pushHat(Hat::RIGHT, 25);
pushHat(Hat::UP, 25);
pushHat(Hat::RIGHT, 25, 3);
pushButton(Button::A, 50);
// ホーム画面 > ゲーム画面
pushButton(Button::HOME, 1000);
pushButton(Button::A, 500);
}

その他記事

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【商品レビュー】最安クラスのHDMIキャプチャデバイス!Genki Shadowcast発売前レビュー!

先日のmoft floatに続きましてまたまた海外から取り寄せました。
結論からすると画質や遅延はもう一息、だけどお手軽感は抜群で必要十分な商品でした。

買ったもの。

タイトルにもある通り、『Genki Shadowcast』という商品になります。
簡単に言うとHDMIの信号をUSB-Cに変換してくれるような商品です。USB接続出来るようになったことでそのままPCに接続可能というわけですね。
今回はNintendo Switchをベースに紹介していきますが、HDMI出力機能が付いている一眼カメラなどにも使うことが出来ます。

このGenkiというメーカーは、以前ご紹介したNintendo SwitchのDock兼充電器と同じメーカーになります。
かゆいところに手が届くような、絶妙な製品を作ってくれているメーカーさんだと感じますね。

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開封。

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実際に使ってみると…

いい点、イマイチな点に分けて紹介していきます。

いい点

とてもコンパクト

通常のキャプチャーボードだとそこそこの大きさになってしまいますが、こちらの商品は本当に小さいです。
親指くらいのサイズでしっかりと映像出力できるのは本当に素晴らしいと思います。

安い!

約4000円でこのクオリティ。
キャプチャボードなんて安い中華製品でも1万近いですからね。その半額以下と考えるととてもお得感があります。

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専用ソフトウェアが軽い!

プレビューおよび録画用に専用ソフトウェアが用意されています。専用ソフトウェアということもあり、とても軽快に動作するところがポイント。
通常のキャプチャボードで録画する際はOBS等のサードパーティソフトウェアを使いますが、多機能なだけあって動作が重かったりするんですよね。

ちなみに、OBS等のソフトウェアへの取り込みも可能です。このへんは好みに応じて使い分けるといいと思います。

イマイチな点

低遅延?そこそこの遅延を感じます。

やっぱり遅延はあります。1秒までは行かなくとも、体感的に0.5秒くらいはあるのではないでしょうか。これではアクションゲームなんて無理ですね。低遅延を売りにしている商品だけにがっかりなポイントでした。

対策としてHDMIの分配器を導入しています。ShadowcastとPCモニタに並行出力するような形ですね。最近は価格もこなれてきているので、快適性を求められる場合は必須と言えるでしょう。

画質が…

最近は4k出力なんかも出回ってきましたがこのデバイスでは最大でも1080p/60fpsまで。しかも1080p/60fpsは録画は非対応であくまでプレビューのみ。録画をするなら1080p/30fpsもしくは720p/60fpsまで落として上げる必要があります。

とはいえパッと見では全然汚くないので、必要十分かな。
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端子の周りが太い。

基盤を搭載している以上仕方ありませんが、以下のようにちょっと出張っています。これでは機器によっては直接差し込めないケースも結構あるでしょう。

対策として私は短めの延長ケーブルを購入しています。

まとめ

安くて期待していなかったけどしっかり使えています。
お手軽にHDMIキャプチャを行いたい方にはオススメできる商品だと思いました。
まだ未発売の商品ですが、発売された際はぜひぜひご検討ください。

その他過去記事

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【商品レビュー】Anker PowerWave+ 3-in-1 stand with Watch Holder

qi充電器を買い換えました。

前書き。

私は日頃からアップル製品に囲まれています。その中でもiPhoneとApple WatchとAirPods Proは毎日充電が欠かせません。以前、これらをまとめて充電するためのqi充電器をご紹介させていただきました。

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この時には3つ同時に充電出来るものって全然なかったんですよね。中国製か、もしくは充電器とは思えないくらい高価な製品しかありませんでした。

変なメーカーのものを買うのも怖いので仕方なくスマートフォン用とそれ以外とで分けたのですが、Ankerから3つ同時に充電出来る製品が発売されたと知って即購入。

結論からすると、本当にオススメできる製品でした!

買ったもの。

今回も信頼と安心のAnker製です。

写真とか。

スマートフォン充電用のスタンドと、Apple Watch充電用の台座と、その他汎用的に使える台座が付いています。
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大きさはこんな感じ。
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以前のものと比べると段違い。一気に机が広くなりました。

以前のものはmicro USB端子でしたがこちらはしっかりとUSB-Cになっています。
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付属ケーブルはUSB-A to usb-Cケーブル。私はすべてUSB-Cに統一したいので充電器とケーブルは個別調達しています。これももちろんAnker製。雑に扱っても全く断線しないのでおすすめです。

実際に充電してみるとこんな感じ。非常にコンパクトにまとまります。
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まとめ

求めていたものがやっと出てきた感じ。乗り換えて正解と思える製品でした。

その他記事紹介

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【競馬AI】Twitterへの自動投稿を実装したお話

これまではレース前のAI分析結果を当ブログのみに掲載していましたが、先日よりTwitterへの自動投稿を実装/運用開始しています。『どうやって活用すればいいの?』というご質問をいただきましたので、当記事にて色々と解説していきます。

自動投稿のフォーマットについて

執筆時点では以下の通りとなっています。

本当は分析結果を全て掲載したいのですが皆さんご存知の通りTwitterでは文字数140字以下という制約があります。やむを得ず絞り込んでいる形となりますので今後の展開としては他所に掲載していき、ツイートにはリンクを付与するような形式を考えています。

見方について

見て分かる通り、『3着以内に入る確率』を掲載しています。
レースごとに比較評価を行った結果となっていますので、数値が高ければそのまま評価が高い、ということになります。

活用方法について

競馬は『予想を楽しむ』ことが大事だと考えています。ですので、まずは皆様主軸で予想を立てていただくことを第一として掲げています。

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オススメの活用方法としては、皆様が立てた予想に対する後押しとして使って頂く形になります。
例えば2021/03/14の例で行けば『デアリングタクトで大勝負を掛けたい』といった時ですね。
AIでは『史上初、無敗で3冠達成した!だからこんなところでは負けないだろう!』『圧倒的1番人気』『新聞での評価も抜群!』といった人間による決めつけが含まれる要素を一切認識していません。故に常に冷静で、どんなに成果を上げている馬であろうとも適性がないと判断されればキッパリと切り捨てていきます。

次点では流しの紐探しとして活用いただくのもいいでしょう。
人気馬を切り捨てることの裏返しで、人気薄で明らかに相手にされていない馬でも冷静に判断してくれます。思いもよらぬ人気薄がリストアップされていた時には紐の1つとして追加いただいても面白いかもしれません。

今後の展開について

以下を考えています。

全頭表示する仕組みを作る

こちらは冒頭でも触れた内容ですね。Twitterでは文字数制約がありますので上位1〜3頭のみツイートし、それ以降の馬については何の縛りもない外部のWebサイト上での更新、リンクを付与して誘導するような形を考えています。

AIにより判定した買い目を公開していく

現在は私自身もチューニングを行っている最中なので公開することは控えておりますが、最終的にはこちらについても公開していければと考えています。
大前提として私は予想家ではありませんし、予想家として活動していくつもりも一切ありません。あくまでただのエンジニアであり、自身のスキル向上を図るために公開していますので乗っていただくことに関しては皆様の自己責任というスタンスで考えています。その引き換えとして、仮にどんなに成果が出ようとも多くの方が行われているような有料予想への転換はないとお約束しておきます。公開を続けていく限りは永年無料でご覧いただけます。

公開について具体的な方法は検討中ですが、リアルタイム性や皆様からの反響を得たいという点からライブ形式での配信を検討しています。 その時には参考にされる方が大勢いてはオッズ妙味がなくなってしまいますので、Twitterアカウントに鍵を掛ける等して視聴者数の制限を行うことになると思います。ですのでフォローがまだの方は是非お早めにフォローいただくことをお勧めいたします。

運用成果の公開

買い目公開の延長です。実際の的中率や回収率も公開していきたいと考えています。

最後に

競馬予想AIが人間に勝る日を夢見てこれからも開発を継続していきます。今後とも応援いただけますと幸いです。

フランス発の大人気絵本『リサとガスパールのおもいで展』に行ってきた

たまにはのほほんとした話題も・・・書かせてくださいね。

前書き

私はいわゆる「ポケモン世代」。
小学校に入るか入らないかくらいの時期に初代ポケモンの赤と緑が発売されて、リアルタイムで楽しんでいました。
最近は仕事や勉強等で忙しくてなかなかプレイ出来ていませんが、割と暇だった時代に発売された3DSシリーズに至っては軽く1タイトルあたり数千時間プレイしていましたね。
私にとってポケモンとは何歳になっても好きで居続けることが出来る存在です。

さて、前置きが長くなりました。
ポケモンと同じくらい大好きなキャラクターがいます。それが『リサとガスパール』。フランスで有名な絵本のキャラクターです。
同世代の方はあまりご存じないかもしれません。何故なら日本ではまだ20年しか販売されておらず、私と全く同じ世代の方にとっては脱絵本後に登場した物なのです。
今回はその『リサとガスパール』とはどんなお話なのか、そして今回のイベントに行ってきたお話の2本立てでお送りします。

リサとガスパールとは?

先にも書きましたとおり、フランス発の絵本に出てくるキャラクターです。
ウサギでも犬でもない不思議な生き物がパリの街で人間と共に生活している様子を描いた物語です。

www.lisagas.jp

白い方がリサ、黒い方がガスパール。
とても活発なリサと、ちょっぴり臆病だけどとても心優しいガスパール。とても仲の良い2人。一緒にイタズラしたり、時には喧嘩することもあったり。でもたとえ喧嘩してもすぐに仲直り。
自分に子供が出来たらこんな子たちに育ってほしい、そう思いながらいつも見ています。

好きになったきっかけ。

最初は長くお付き合いさせていただいている方からの影響でした。
子供の頃に絵本を読んだことがあり、その時からずっと好きなキャラクターだよ、と目を輝かせながら教えてくれました。
その後、Amazonプライムビデオにアニメ版があることを知り一気に全話鑑賞。そこですっかり虜になってしまいました。

いつか絵本を全巻揃えたいですね。

『リサとガスパールのおもいで展』について

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日本上陸20年を記念したもので、ざっくり言うと絵本の原画を公開しているイベントです。原作好きには堪りません。
原画に作品のあらすじを添えてあり、原作を読んだことのない方でもリサとガスパールの世界に溶け込めるようなイベントに仕上がっていました。
見たことのあるシーンも、製作者サイドのコメントが添えられることによって「なるほど」と納得したイベントでもありましたね。

物販もあるよ!

今回のイベントは物販の規模が最大級であることもポイント。合計700点以上の品揃えだったようです。
その中には今回の限定グッズも取り揃えられており、アニエス・ベーやナノユニバースとのコラボアイテムなどもラインナップされていました。

私ももちろん色々なグッズをゲットしてきました。一部お見せしていきますね。

オランジーナコラボグッズ

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只今販売されているオランジーナのラベルはリサとガスパールとのコラボモデルになっています。
今回のイベントでもしっかりと紹介されており、専用のグッズまで販売されていました。

ランチバッグ

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中が銀色の保冷素材になっている手提げバッグです。
お弁当を入れるのにぴったりですね。

手提げバッグ

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フランスのテキスタイルブランド『レ・トワール・デュ・ソレイユ』とのコラボ商品です。
本当はアニエス・ベーとのコラボを狙いに行ったのですが、実物を見たら思っていたものと違ったのでこちらをチョイス。
とてもしっかりとした出来栄えです。

レジカゴバッグ

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レジ袋有料化に伴って利用者が増えましたね。
絵柄はランチバッグと同じです。

マグカップ

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こちらは会場限定品のようです。
とても仲良さそうにフランスの街を歩く2人が描かれています。

お買上特典

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3000円以上お買い上げでボールペンとステッカーが貰えます。
ステッカーは日替わりのようです。

感想。

良かった点

まずは良かった点から。

何も知らずに行っても楽しめるくらい、説明文が豊富だったこと

原画1つ1つにシナリオが込められていました。
私も全てのお話を知っているわけではないのですが、そんな状態でも関係するお話について頭の中に浮かんできました。
これを見たら更に絵本を揃えてしまいたくなります。

原画を至近距離で見られること

柵などは一切ありません。本当に目を凝らして見ることが出来ます。
また、原画だけでなく下絵や主人公であるリサの家の模型が展示されていたり、それから原作の名場面である『リサとガスパールのマフラー交換シーン』もぬいぐるみで再現されていました。
絵本の世界観に溶け込めるだけでなく、「アート」を感じられるイベントだったと思います。

物販が素晴らしい

正直、私の最大の目的はこちらでした(笑)
リサとガスパールのグッズって取り扱っているお店が全然ないんですよね。
ガッツリ買い揃えようとしたら公式通販を使うか、富士急ハイランドの『リサとガスパールタウン』に行く他ありません。

そして今回のイベント限定のグッズもかなり豊富だった点ですね。これを買いに行くだけでも価値があると思います。

ちなみに原作である絵本もフルラインナップでした。発行からだいぶ日が経つものも多く、書店だけではなかなか揃えられないんですよね。
もしお金に余裕があれば絵本を全て買い揃えたかったのですが、それはまたの機会にってことで。

悪かった点

逆に残念だったポイントも。

開催時期が悪すぎたこと。

コロナ禍で来られない方も大勢いたでしょう。そこは大変残念に思います。

『限定グッズ』に価値があることは大いに理解できます。
ですが仮にも緊急事態宣言下ということもあり、遠方の方は欲しくても欲しくても「この状況だから仕方ないね」と我慢してしまうという現実。
とても魅力的なものが多かったので、何とかして本当に欲しい人のもとにグッズが届いて欲しいと思いますね。

逆に言えば、この状況でなければ本当に文句なしのイベントだったと思っています。
運営さん、是非是非また開催を期待しています!

【商品レビュー】iPad Pro用のスタンド付きケースMoft floatが届いた。【発売前商品】

表題の通り。
現在makuakeさんでクラウドファンディングを実施されている製品が先行で手に入りましたのでレビューしていきます。
ケース本体だけでなくペンケースとキーボードも買いましたので、豪華3本立てでお送りいたします。

※当記事はmoft floatおよび専用キーボードを利用して執筆しています。

www.makuake.com

まずは購入物の紹介。

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今回購入したのは3点。海外のクラウドファンディングサービス、『kickstarter』にてゲットしました。
ケース本体に加えて専用のペンケースとトラックパッド付き折りたたみ式キーボードを購入しています。
※他のレビュワー様と異なり自腹購入していますので、よりユーザ目線に寄ったレビューをお届け出来るかと思います。

特筆すべきは裏側にスタンド機構が付いている点。
floatという名前の通り、画面を浮かせたような形にすることが出来ます。
www.jp.moft.us

Moft float

まずは本体から紹介。
保護フィルムも付属していました。
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いい点

丈夫で自在なスタンド

ここが一番の売りですね。surfaceシリーズのスタンドに一工夫加えた感じ。様々な使い方が出来ます。
ヒンジはしっかりしすぎていて硬すぎるくらいです。
一番力を入れた箇所にふさわしく、しっかりとした出来栄えだと感じました。

高触感。高級感あります。

質感は申し分ないです。ザラザラしたTPU素材とプラスチックとアルミのスタンド。
iPad Proって通常のケースも意外と高いですから、それにスタンドも加わったと考えるとなかなかコスパが良いと感じます。

悪い点

とても重い

計量してみたらびっくり。
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フル構成にするとこんなに重いです。
散々重いと言われた純正のMagicKeyboard、意外と軽かったのかもしれませんね。
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私の場合は12.9インチモデルですが、11インチモデルやAirモデルであればもう少しマシになるでしょうか。

結構グラつく

フロートモードと呼ばれる完全にスタンドだけで立てる場合は頭が重くなってしまう影響か、かなりグラつきます。
タッチ操作をする運用は厳しいですね。
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転倒防止用の補助機構も用意されていますが、ココがまたまた微妙なポイント。
短い上にとてもとてもしなります。柔らかすぎてもはや意味を為していません。
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画面側が保護できない

これは宿命とも言えるべき点です。フィルムが付属していることから公式としても理解しているのでしょう。
蓋があったらあったで使う時に邪魔になってしまう気持ちも理解出来るので、ここは一長一短だと思います。

微妙にフィットしきれていない

特にペンをつける側。微妙に隙間があり、本体のアルミ部分が見え隠れ。
恐らくピッタリのぴったりを狙った設計なのでしょう。柔らかい素材なので時間が経てば少しずつ良くなっていくでしょうか。
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ペンケース

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いい点

正直、特にないです。。。

強いて言うなら変な中華製品より安価なところですね。

悪い点

磁力でケースに取り付ける仕様だが、磁力が弱過ぎる

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個人的に期待していたところなのですが、もはやくっついているとは言い難いレベルの磁力。
このまま鞄に放り込んだら簡単に外れて迷子になってしまいそうです
無理して買う必要はないかもしれません。

ペンが取り出しにくすぎる

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ケースへの収納は、斜めに差し込んでペン先を格納した後に太い部分を埋める形になります。普通にカパッと入るわけではありません。
逆に言えばケースから外れにくいとも言えますが、すぐに使いたいと思った時には障壁でしかありません。

取り出す際はこのように一度しならせる必要がありそうです。
すぐに使えるように片手で取り外せる磁力で吸着するペンなのに、これではメリットを殺してしまいますね。
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キーボード

ケースも付属しています。色合いと質感、好きですね。
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MacBook Pro 16インチと並べると大きさはこんな感じ。
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いい点

アルミの外装。質感よし!

外装はアルミ製です。プラスチックを想像していただけにかなり質感良く感じました。

ぐらつき防止機構も備わっています。
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打ち心地は意外と良好

当記事はこのキーボードを用いて執筆していますが、意外と不自由は感じていません。
打ち心地としてはよくあるノートPCについているキーボードに近い感覚。
感じ方に個人差はあるかと思いますが、コンパクトキーボードとしてはかなり良好だと感じました。

悪い点

キー配置が無理矢理

コンパクトキーボードにありがちですが右側の記号系のキー配置が無理矢理すぎますね。
特にバックスペースキーが打ちづらいことこの上ありません。文字を打つだけであれば許容範囲といったところでしょうか。
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トラックパッドはおまけ以下の性能

小さすぎ。ジェスチャーしょぼい。
具体的には2本指スワイプによるブラウザバックに非対応。そしてiPadではピンチイン/ピンチアウトが使えません。
また、ホーム画面での2本指スワイプによる画面切り替えが異常にもたつく点も気になりました。
あくまでおまけ程度と捉えておかないとがっかりすること間違いなし。
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ただしフォローしておくと、以前レビューしたdoqoというキーボード付きケースよりはマシかな、と思いました。奴は4本指タップでスクショ取得という謎仕様でしたから。
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充電端子はまさかのmicro-USB

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まさかのまさかでした。
もしiPad ProやAirがLightning端子であればキーボードだけ端子が異なっても仕方ないかな、と割り切れますが 対象となっているiPadはいずれもUSB-C端子ですからね。
国際規格になりつつある端子なのに何故合わせなかったのかは疑問で仕方ありません。

まとめ

スタンド機能自体はとても面白いアイディアだと思いました。ただ、もう一歩足りなかった感は否めません。
私の場合は12.9インチ版だったことも関係あるかもしれませんが、もう少し安定性があれば…と思いました。

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普段は競馬予想AIを開発しています

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