表題の通り。
現在makuakeさんでクラウドファンディングを実施されている製品が先行で手に入りましたのでレビューしていきます。
ケース本体だけでなくペンケースとキーボードも買いましたので、豪華3本立てでお送りいたします。
※当記事はmoft floatおよび専用キーボードを利用して執筆しています。
まずは購入物の紹介。
今回購入したのは3点。海外のクラウドファンディングサービス、『kickstarter』にてゲットしました。
ケース本体に加えて専用のペンケースとトラックパッド付き折りたたみ式キーボードを購入しています。
※他のレビュワー様と異なり自腹購入していますので、よりユーザ目線に寄ったレビューをお届け出来るかと思います。
特筆すべきは裏側にスタンド機構が付いている点。
floatという名前の通り、画面を浮かせたような形にすることが出来ます。
www.jp.moft.us
Moft float
まずは本体から紹介。
保護フィルムも付属していました。
いい点
丈夫で自在なスタンド
ここが一番の売りですね。surfaceシリーズのスタンドに一工夫加えた感じ。様々な使い方が出来ます。
ヒンジはしっかりしすぎていて硬すぎるくらいです。
一番力を入れた箇所にふさわしく、しっかりとした出来栄えだと感じました。
高触感。高級感あります。
質感は申し分ないです。ザラザラしたTPU素材とプラスチックとアルミのスタンド。
iPad Proって通常のケースも意外と高いですから、それにスタンドも加わったと考えるとなかなかコスパが良いと感じます。
悪い点
とても重い
計量してみたらびっくり。
フル構成にするとこんなに重いです。
散々重いと言われた純正のMagicKeyboard、意外と軽かったのかもしれませんね。
私の場合は12.9インチモデルですが、11インチモデルやAirモデルであればもう少しマシになるでしょうか。
結構グラつく
フロートモードと呼ばれる完全にスタンドだけで立てる場合は頭が重くなってしまう影響か、かなりグラつきます。
タッチ操作をする運用は厳しいですね。
転倒防止用の補助機構も用意されていますが、ココがまたまた微妙なポイント。
短い上にとてもとてもしなります。柔らかすぎてもはや意味を為していません。
画面側が保護できない
これは宿命とも言えるべき点です。フィルムが付属していることから公式としても理解しているのでしょう。
蓋があったらあったで使う時に邪魔になってしまう気持ちも理解出来るので、ここは一長一短だと思います。
微妙にフィットしきれていない
特にペンをつける側。微妙に隙間があり、本体のアルミ部分が見え隠れ。
恐らくピッタリのぴったりを狙った設計なのでしょう。柔らかい素材なので時間が経てば少しずつ良くなっていくでしょうか。
ペンケース
いい点
正直、特にないです。。。
強いて言うなら変な中華製品より安価なところですね。
悪い点
磁力でケースに取り付ける仕様だが、磁力が弱過ぎる
個人的に期待していたところなのですが、もはやくっついているとは言い難いレベルの磁力。
このまま鞄に放り込んだら簡単に外れて迷子になってしまいそうです
無理して買う必要はないかもしれません。
ペンが取り出しにくすぎる
ケースへの収納は、斜めに差し込んでペン先を格納した後に太い部分を埋める形になります。普通にカパッと入るわけではありません。
逆に言えばケースから外れにくいとも言えますが、すぐに使いたいと思った時には障壁でしかありません。
取り出す際はこのように一度しならせる必要がありそうです。
すぐに使えるように片手で取り外せる磁力で吸着するペンなのに、これではメリットを殺してしまいますね。
キーボード
ケースも付属しています。色合いと質感、好きですね。
MacBook Pro 16インチと並べると大きさはこんな感じ。
いい点
アルミの外装。質感よし!
外装はアルミ製です。プラスチックを想像していただけにかなり質感良く感じました。
ぐらつき防止機構も備わっています。
打ち心地は意外と良好
当記事はこのキーボードを用いて執筆していますが、意外と不自由は感じていません。
打ち心地としてはよくあるノートPCについているキーボードに近い感覚。
感じ方に個人差はあるかと思いますが、コンパクトキーボードとしてはかなり良好だと感じました。
悪い点
キー配置が無理矢理
コンパクトキーボードにありがちですが右側の記号系のキー配置が無理矢理すぎますね。
特にバックスペースキーが打ちづらいことこの上ありません。文字を打つだけであれば許容範囲といったところでしょうか。
トラックパッドはおまけ以下の性能
小さすぎ。ジェスチャーしょぼい。
具体的には2本指スワイプによるブラウザバックに非対応。そしてiPadではピンチイン/ピンチアウトが使えません。
また、ホーム画面での2本指スワイプによる画面切り替えが異常にもたつく点も気になりました。
あくまでおまけ程度と捉えておかないとがっかりすること間違いなし。
ただしフォローしておくと、以前レビューしたdoqoというキーボード付きケースよりはマシかな、と思いました。奴は4本指タップでスクショ取得という謎仕様でしたから。
engineer-lime.com
充電端子はまさかのmicro-USB
まさかのまさかでした。
もしiPad ProやAirがLightning端子であればキーボードだけ端子が異なっても仕方ないかな、と割り切れますが 対象となっているiPadはいずれもUSB-C端子ですからね。
国際規格になりつつある端子なのに何故合わせなかったのかは疑問で仕方ありません。
まとめ
スタンド機能自体はとても面白いアイディアだと思いました。ただ、もう一歩足りなかった感は否めません。
私の場合は12.9インチ版だったことも関係あるかもしれませんが、もう少し安定性があれば…と思いました。