【商品レビュー】MacBook Pro late2020(M1) 1ヶ月使用レビュー。【Apple】

何だかんだで結局またMacBook Proを買ってしまいました。

前書き

前回記事にしました通り、MacBook Proを新調しました。購入までの間で様々な選択肢がありましたが、結論からすると買って大満足でした。

購入した物のおさらい。

今回購入したのは最新型のM1チップを搭載した、MacBook Pro 13インチモデルです。
MacBook Proの括りとしては最下位モデルに位置しますが、これまでのハイエンド機(30万円〜)に負けず劣らずのパフォーマンスが売りの製品です。

構成はこんな感じ。512GBモデルのメモリを8→16GBに増やしています。

項目スペック
CPU/GPUM1
MEMORY16GB
SSD512GB

結局どう?

先に結論から。M1チップすごいです。

発熱量少ないですし、本当に16インチモデルに搭載されていたi9と遜色ないくらいのパフォーマンス。そして驚異のバッテリー持ち。所詮エントリーモデルの位置付けだしハイエンドモデルの16インチと比べたら劣化するだろう、と思っていましたが見事に期待を裏切られました。

使用感という点についてはサイズダウンしたので画面の臨場感やパームレスト、トラックパッドの使用感は多少変わってしまいましたが、使っていくうちに自分の体が順応してくれるものですね。今では全く違和感ありません。むしろこのコンパクトさが理想と感じてしまうくらい。新型が出たら16インチを買い増ししようと思っていましたが、もし出ると噂されている14インチも同等スペックであれば無理に16インチを買う必要はないな、と思いました。大きな画面で作業したい時は外部ディスプレイに繋げれば何も問題ないですしね。

あえてデメリットを挙げるなら

M1チップはとにかく素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれています。メリットについては多数のレビュアー様が取り上げてくれているので、私からはデメリットのみを挙げていきます。

デメリット1: Portが少ない!

分かりきっていたことですが16インチでは左右側面に存在していたUSB-CポートがM1 13インチモデルでは左側にしか存在しません。右側はイヤホンジャックのみ。

ただし実運用の話をすれば正直なところ大きな問題にはなっていません。USB-Cハブを駆使することによって特に不自由なく使えています。

ですが左右にポートがあれば便利なのも事実。デメリットとして取り上げさせていただきました。

デメリット2: しっかり発熱します!

電気で動く機械である以上、発熱は仕方ないですよね。後から発売されたデスクトップモデル、iMacにもそのまま同じものが搭載されるくらいパワフルなわけですから当然です。
巷に溢れている記事では『一切発熱しないのでファンの有無で大きく値上がりしてしまうProは買う価値なし!』という口コミをよく目にするのであえてデメリットとして記載します。

私の場合は通常のネットサーフィンに加えてWebアプリケーション開発や競馬AI開発を行っていますが、この中で最も負荷の掛かる競馬AI開発ではこれまでの16インチと同様にしっかりと発熱します。そして音を立ててファンが回転します。仮にファンレスのMacBook Airを選択していたら後悔していたと思います。

私のように負荷を掛けるような使い方をされる場合はファンの有無はしっかりと気に留めておくべきだと思いました。確かに3万円の価格差は大きいですが、この価格差が寿命やパフォーマンスに直結すると考えています。

デメリット3: M1ネイティブで動作するアプリケーションが多くはない

まだ出始めなので仕方ないですが、まだまだM1チップに最適化されているアプリケーションは少ないのが現状。

ただし可用性の観点で言えばRosetta2の互換によって大半のアプリケーションは問題なく動かせます。実際に私は今までintelチップ版MacBook Proで利用していたアプリケーションは全てそのまま使えました。

ただしM1に最適化されていないアプリケーションの起動時には多少のモッサリ感があります。この点においてはintelモデルの方が軽快。M1チップは何でもかんでも速い、というわけではないのです。

デメリット4: メモリ最大量が16GBと少ない

これは大問題。AI開発を行っているとあっという間に枯渇してしまいます。

しかし動作上は物凄く軽快なんですよね。恐らくSSDの性能がいいからでしょう。言い方を変えれば『SWAPが頻発してしまっている』と思われます。

SWAPというのは開発者にとっては馴染み深いものですが、一般的なユーザさんからするとなかなか馴染みのないものだと思いますので簡単に説明しておくと、SSDやHDDの領域をメモリとして利用する仕組みです。『仮想メモリ』とも呼ばれたりします。

例えば搭載メモリが16GBだとして、16GBでは収まらない量のデータを読み込まなければならなくなった場合、その不足分をSSDに一時的に書き込んで仮想的にメモリとして動作させるのです。

『何が問題なのか』という話になりますが、SSDは書き込み容量や回数に上限があると言われています。SWAPはストレージに対して読み書きを行う物ですから、頻発するようであれば少なからず寿命を削っているのでは、と考えられます。

ここについては長期間使ってみないと正しいことは言えませんが、少なくともいい状態ではありませんね。最低限、メモリの増設は必要だと感じました。

次期モデルでは最大64GBまで搭載出来ると言われていますから、買増しする際は最大まで増強しようと考えています。

デメリット5: 今のところWindowsとの互換はなし

これまではVMWareやBoot Campといった物を利用することによりmacOSとWindowsOSを共存させることが可能でした。これはintel製のCPUを積んでいたためです。M1チップはintel製ではありませんので、この互換が無くなってしまっています。

今後M1チップでも動作するWindows環境が展開されていくことを期待しています。

デメリット6: 安くはないよ?

先に断っておくと私は値段以上の価値があると思っているので10年以上macを買い続けています。ただし他社製品と比較するとどうしても『高いな』と思われているのも事実。ですのであえて突っ込ませていただきます。

今回のM1チップ搭載モデル発売に伴って『めちゃくちゃ性能いい!!』『intel版より性能上がったのに安くなった!』などという書き込みを目にすることがあります。ですが冷静になって他社製品とスペック比較してみてください。これまでのコスパが極端に悪すぎただけであって、今でもまだまだASUSやDellと比較するとハイエンド機の性能は雲泥の差ですし、性能あたりの価格も割高です。

一例を上げるならばASUSのROGシリーズと比較すると一目瞭然。実は今回の買い替え候補の1つでした。候補から外れた理由も説明しておきますと、ハイスペックが故に発熱量が多いこととApple製品で統一したかったことの2点です。いずれもM1搭載MacBook Proでは条件を満たせるものでした。

ASUSのROGシリーズは15万円程度で最新の3Dゲームを動かすことの出来るほどの性能を持っています。対して今回のMacBook Proで15万円というと最下位モデルがやっと。ストレージも256GBと心許ないですし、性能面で見てもグラフィック周りがとても貧弱です。

明確な使用用途や求める条件が決まっている方や、私のようにApple製品にこだわりのある方であれば素直に買えばいいと思いますが、ただ単に「パソコンが欲しい」という方や「とにかくハイスペックなマシンが欲しい」であれば一度他社製のWindowsマシンを調べてみた方がいいと思います。あくまでAppleというブランド製品で、中身は他社との互換を一切考えず独自に作られたmacOSですからね。

まとめ

今回はあえてデメリットを強調したレビュー記事をお送りしました。デメリットを全て許容出来る方にとっては本当に最高の1台だと思いますし、私自身本当に満足しています。

少しでも購入の参考になりましたら幸いです。

MacBookPro、買い替えます。

突然ですがMacBook Pro 16inchモデルを売却することにいたしました。

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なぜ売却?

理由は3つ。

1. 今使っているMacBook Pro 16inchに限界を感じた

具体的にはメモリがカツカツ。常に使用率100%で、スワップを多用してしまっています。SSDって頻繁な読み書きに弱いと言われていますからね。明らかに寿命を縮めてしまうような使い方をしてしまっています。メモリをガッツリ盛っておけば良かったなと後悔。

とはいえ今買えるM1モデルについてもメモリ上限は16GB。「スペックダウンだろ」と思われるかもしれませんが、根本から構成を見直した関係で効率化が図られており、同じ16GBでも体感が全然違うのだとか。

その他スペックに関する比較としては、CPUパワーのベンチマーク的には同等の結果。グラフィックに関しては独立GPUを搭載した16インチのほうが勝りますが、私のメイン用途である機械学習分野においては16インチが負けてしまう結果が出ているそう。最も重要視している分野において、30万で買ったハイエンドモデルが10万円で買えるエントリーモデルに負けてしまったのです。

2. 16inchは発熱と電源消費量が半端ない

私のメイン用途は当ブログでも記事にさせていただいているように競馬を題材とした機械学習が主となっています。長時間掛かるような重い分析を実行したり、週末は終日付けっぱなしで競馬AIによる予想を皆様へとお届けしているのもこのマシン。
そんな使い方では常にファンがフル回転しています。場合によっては 電源供給量<電源使用量 となってしまい充電されずバッテリーが0まで下がってしまったこともありました。そしてキーボード上部が触れなくなるくらい熱を持ちます。『牛肉を乗せたら焼けますよ!』と冗談で言っても疑われないレベルの熱さになります。これでは安心して運用することが出来ません。

3. intel版の値崩れが激しい

先述の通り安価なM1搭載モデルに性能負けしてしまっている、という点。古い物を売って新しいものを買う、というスタイルの人間からすれば大変な痛手です。ましてや16インチのAppleSilicon搭載モデルが出て普及してしまった日には現行モデルは価値無しも同然の扱いを受けてしまうかもしれません。そうなる前にとっとと売り抜けしてしまいたい。

新型については色々と噂が飛び交っていますが、外見が変わったり、タッチバーが廃止されたり、MagSafe充電になるのではと噂されています。Appleのことですから外見の変更についてはより格好良くなることは間違いないでしょう。タッチバーも正直なところ使い所が難しいので廃止されても構いません。そしてMagSafeは長年Apple製品を使い続けてきた身としては歓喜している部分もあります。Thunderbolt端子での充電も続投でしょうから、フルモデルチェンジに対する実質的なデメリットは何もないと考えています。

1年少々で買い替え。損したか?

売却額の想定は20万行かないくらいを見込んでいます。買値が約30万でしたから、1年3ヶ月で10万円ほど償却したような計算。10万少々で購入したマシンが1年少々で使い物にならなくなった、と捉えれば非常にコスパの悪い買い物だったと思えます。

しかしこのマシンを購入して得られたものは多数あります。今最もハマっている競馬AI開発はこのマシンがあってこそ。そして自分でもビックリするくらいの新規訪問者を呼び寄せたモンハンライズの自動化開発もこのマシンから始まりました。勉強代と捉えれば十二分にお釣りが返ってきています。

何を買うか?

ズバリ、MacBook Pro M1モデル SSD:512GB / MEM:16GB JISキーボードです。
この流れですからM1チップ搭載のモデルを購入することはお見通しかと思います。では何故この構成を購入したのかを説明していきます。

まずはこの先の運用ロードマップから。

以下のように考えています

想定時期 機種 Action 説明
2021/05 MacBook Pro 13inch(late2020) 購入 当記事の通り。
2021/06 MacBook Pro 16inch(late2019) 売却 M1モデルで不自由なく使えることが分かったら即売却。
2021/12 MacBook Pro 16inch(late 2021) 購入 ガッツリ使い込むメインマシンとして追加購入。目が飛び出るほどの価格帯であれば整備品まで待つことも視野に。
2022 MacBook Pro 13inch(late2020) 譲渡 恐らく家庭環境も変わっている頃。家族間や夫婦間といえどプライバシーの確保は大事。お下がりだけど専用のマシンを与える。

なぜAirではなくPro?

巷では『Airで十分。Proは買う価値なし』とまで言われていますよね。
そんな中なぜProモデルを選んだか、理由は2つあります。

1. そもそもの用途が高負荷想定の機械学習だから

いくら発熱しにくいチップといえど、機械学習で思いっきり負荷を掛けたら発熱は避けられないでしょう。長時間つけっぱなし運用が基本になるでしょうから、ファンレスでは限界があると見ています。熱くなってパフォーマンスが落ちたら嫌ですし、ましてや熱暴走で壊れるなんてことがあったら最悪です。差額は3万円もあるのに大きな違いは冷却ファンの有無とタッチバーの有無くらいですが、冷却ファンが付いていることに対して3万円の価値を見出しました。

2. 持ち運ばないから

Airの魅力は軽さです。でもその恩恵を受けられるのは持ち運ぶ時。そもそも持ち運ばなければ関係ありません。

その他選定について

SSD:512GB

現在使っている16インチモデルは1TBでしたが、1年以上使い込んだ今現在の使用量を見ても200GB以内に収まっています。繋ぎとしての利用を想定すれば最小構成でも十分事足りますが、先述の通りいずれは譲渡する形を想定していますので お下がりとして与えても不自由なく使えるであろう容量を想定して512GBを選択しました。

MEM:16GB

機械学習用途なので言わずもがな。最大までスペックアップしました。

JISキーボード

こちらもお下がりとして与えた後を想定。スッキリとしたUSキーボードも魅力的ですが、JISキーボードに慣れた方にとってUSキーボードは癖がありますからね。

購入店舗について

価格.comに掲載されている店舗で買えば安上がりですが、今回欲しいのは通常構成ではなくカスタムモデルになります。一部量販店でも取り扱っているようですが、あくまでオーダー受付であって常に在庫があるわけではありません。ですので基本的にはApple公式のみで販売されているような形です。
となると定価販売になってしまい、カスタムすると税込20万に迫る価格に。

半年前のマシンで且つ数ヶ月後にはフルモデルチェンジすると噂されている物にここまで出すのは気が引けます。
そこで今回はApple公式より販売されている整備済製品を購入することに。公式のサポートが得られて15%引き。約16万程度で購入することが出来ました。
そして普通にカスタムして購入するよりも納期が圧倒的に早い点もポイント。通常のカスタムであれば最短でも2週間程掛かりますが、整備済製品の場合は4/30に購入して5/1に届く予定になっています。これは利用しない手はないですね。

最後に

まさか1年少々で買い換えることになるとは思ってもみませんでした。
一つ言えることは、『とりあえずメモリは盛っておけ』です。
そして次期16インチモデルに期待します。

【人柱】続・ミニマルなiPhoneケース mynusをmagsafe対応にしたかったお話

※前回の記事の続編です。まだご覧になられていない方は是非。
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前書き。

前回の試行結果はご覧の通り。悲しく終わっています。

どうしてもmynusのケースでmagsafeを使いたい。諦めきれない。
金属製のリングが駄目ならもっと強力な磁石を仕込んでみたらどうなるだろう。
もう一度チャレンジしてみることに。

【人柱】ミニマルなiPhoneケース mynusをmagsafe対応にしたかったお話

人柱記事です!

前書き

待ちに待ったmynus。発売と同時にポチって約3週間使用。
質感よく大変満足しています。

…が、magsafe非対応なのがどうしても気に入らず。

追い打ちを掛けたのがankerからmagsafe対応モバイルバッテリーが発売されたこと。
結構な磁力で、ケースをつけていない状態であれば充電したまま鞄に放り込んでもホールドされたまま。
とても画期的なモバイルバッテリーです。
Amazon | Anker PowerCore Magnetic 5000 (マグネット式ワイヤレス充電機能搭載 5000mAh コンパクト モバイルバッテリー) 【 マグネット式/ワイヤレス出力 (5W) / USB-Cポート出力 (10W) / PSE技術基準適合 】iPhone 12 / 12 Mini / 12 Pro / 12 Pro Max | Anker | モバイルバッテリー

amazonを見ているとmagsafe非対応のケースを対応ケースへと変える金属製のリングが販売されていました。
これはもしかしたらいけるんじゃないか?と思い即購入。そして組み込んでみる。
Amazon.co.jp: Magsafe用 リング磁気増強 (Aerku) Magsafeメタルリング 保護シェル携帯電話マグネットリングと互換性があります ワイヤレスカーチャージャー鉄リング 強化された 磁石を吸着させることができますワイヤレス充電器 Qi急速充電器 リングバックルiPhone 12 シリーズ 薄い金属リング アルミニウム合金の耐食性 滑らかなエッジ、安全金属リング (5枚入り): 家電・カメラ

結論からすると失敗。
magsafeを使いたい人は大人しく別のケースを使うか、望みは薄いでしょうけどメーカーさんに皆で要望を出して商品化していただくしかないですね。

やったこと

金属製のリングを内側に埋め込んでみました。
まずBefore。内装まで美しいですね。
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そしてこれが今回購入した金属製リング外箱。どう見てもカメラ保護ガラスの箱。これが中華クオリティですか。
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レビューでは「4枚しか入っていなかった!」という書き込みが多数寄せられていましたが私のはしっかりと5枚入っていました。
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剥がす。結構簡単に行けました。
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貼り付ける。
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結果

全然よくなりませんでした!
クッション材を除けば割と薄めのケースなので期待していましたが、結果は振るわずでした。
湾曲しているわけでもないので全く原因が分かりません。
磁石とかには全然詳しくないですが、実は極端に磁力が通りづらいとかだったりして。
外側に貼り付ければ使えなくはないですが、このケースのいいところを一気に殺してしまいますからね…。
メーカーさんが公式Twitterで「magsafe対応させたらコストが上がるので〜」と言っていた件、もしかしたら同じようなことを実験されていたのかもしれませんね。単に金属製のリングを埋め込むだけで実装出来れば大してコスト掛かりませんから。

ケース自体はとてもいいものなので、今後のラインナップ展開に少し希望を抱きつつも、今はmagsafeは我慢して使っていこうと思います。

続編記事書きました!!

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【商品レビュー】iPad Pro用のスタンド付きケースMoft floatが届いた。【発売前商品】

表題の通り。
現在makuakeさんでクラウドファンディングを実施されている製品が先行で手に入りましたのでレビューしていきます。
ケース本体だけでなくペンケースとキーボードも買いましたので、豪華3本立てでお送りいたします。

※当記事はmoft floatおよび専用キーボードを利用して執筆しています。

www.makuake.com

まずは購入物の紹介。

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今回購入したのは3点。海外のクラウドファンディングサービス、『kickstarter』にてゲットしました。
ケース本体に加えて専用のペンケースとトラックパッド付き折りたたみ式キーボードを購入しています。
※他のレビュワー様と異なり自腹購入していますので、よりユーザ目線に寄ったレビューをお届け出来るかと思います。

特筆すべきは裏側にスタンド機構が付いている点。
floatという名前の通り、画面を浮かせたような形にすることが出来ます。
www.jp.moft.us

Moft float

まずは本体から紹介。
保護フィルムも付属していました。
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いい点

丈夫で自在なスタンド

ここが一番の売りですね。surfaceシリーズのスタンドに一工夫加えた感じ。様々な使い方が出来ます。
ヒンジはしっかりしすぎていて硬すぎるくらいです。
一番力を入れた箇所にふさわしく、しっかりとした出来栄えだと感じました。

高触感。高級感あります。

質感は申し分ないです。ザラザラしたTPU素材とプラスチックとアルミのスタンド。
iPad Proって通常のケースも意外と高いですから、それにスタンドも加わったと考えるとなかなかコスパが良いと感じます。

悪い点

とても重い

計量してみたらびっくり。
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フル構成にするとこんなに重いです。
散々重いと言われた純正のMagicKeyboard、意外と軽かったのかもしれませんね。
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私の場合は12.9インチモデルですが、11インチモデルやAirモデルであればもう少しマシになるでしょうか。

結構グラつく

フロートモードと呼ばれる完全にスタンドだけで立てる場合は頭が重くなってしまう影響か、かなりグラつきます。
タッチ操作をする運用は厳しいですね。
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転倒防止用の補助機構も用意されていますが、ココがまたまた微妙なポイント。
短い上にとてもとてもしなります。柔らかすぎてもはや意味を為していません。
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画面側が保護できない

これは宿命とも言えるべき点です。フィルムが付属していることから公式としても理解しているのでしょう。
蓋があったらあったで使う時に邪魔になってしまう気持ちも理解出来るので、ここは一長一短だと思います。

微妙にフィットしきれていない

特にペンをつける側。微妙に隙間があり、本体のアルミ部分が見え隠れ。
恐らくピッタリのぴったりを狙った設計なのでしょう。柔らかい素材なので時間が経てば少しずつ良くなっていくでしょうか。
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ペンケース

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いい点

正直、特にないです。。。

強いて言うなら変な中華製品より安価なところですね。

悪い点

磁力でケースに取り付ける仕様だが、磁力が弱過ぎる

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個人的に期待していたところなのですが、もはやくっついているとは言い難いレベルの磁力。
このまま鞄に放り込んだら簡単に外れて迷子になってしまいそうです
無理して買う必要はないかもしれません。

ペンが取り出しにくすぎる

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ケースへの収納は、斜めに差し込んでペン先を格納した後に太い部分を埋める形になります。普通にカパッと入るわけではありません。
逆に言えばケースから外れにくいとも言えますが、すぐに使いたいと思った時には障壁でしかありません。

取り出す際はこのように一度しならせる必要がありそうです。
すぐに使えるように片手で取り外せる磁力で吸着するペンなのに、これではメリットを殺してしまいますね。
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キーボード

ケースも付属しています。色合いと質感、好きですね。
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MacBook Pro 16インチと並べると大きさはこんな感じ。
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いい点

アルミの外装。質感よし!

外装はアルミ製です。プラスチックを想像していただけにかなり質感良く感じました。

ぐらつき防止機構も備わっています。
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打ち心地は意外と良好

当記事はこのキーボードを用いて執筆していますが、意外と不自由は感じていません。
打ち心地としてはよくあるノートPCについているキーボードに近い感覚。
感じ方に個人差はあるかと思いますが、コンパクトキーボードとしてはかなり良好だと感じました。

悪い点

キー配置が無理矢理

コンパクトキーボードにありがちですが右側の記号系のキー配置が無理矢理すぎますね。
特にバックスペースキーが打ちづらいことこの上ありません。文字を打つだけであれば許容範囲といったところでしょうか。
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トラックパッドはおまけ以下の性能

小さすぎ。ジェスチャーしょぼい。
具体的には2本指スワイプによるブラウザバックに非対応。そしてiPadではピンチイン/ピンチアウトが使えません。
また、ホーム画面での2本指スワイプによる画面切り替えが異常にもたつく点も気になりました。
あくまでおまけ程度と捉えておかないとがっかりすること間違いなし。
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ただしフォローしておくと、以前レビューしたdoqoというキーボード付きケースよりはマシかな、と思いました。奴は4本指タップでスクショ取得という謎仕様でしたから。
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充電端子はまさかのmicro-USB

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まさかのまさかでした。
もしiPad ProやAirがLightning端子であればキーボードだけ端子が異なっても仕方ないかな、と割り切れますが 対象となっているiPadはいずれもUSB-C端子ですからね。
国際規格になりつつある端子なのに何故合わせなかったのかは疑問で仕方ありません。

まとめ

スタンド機能自体はとても面白いアイディアだと思いました。ただ、もう一歩足りなかった感は否めません。
私の場合は12.9インチ版だったことも関係あるかもしれませんが、もう少し安定性があれば…と思いました。

その他レビュー記事

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普段は競馬予想AIを開発しています

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カナダ版iPhone12 mini到着!

前書き

以前記事にしたiPhone 12 miniがやっと届いた。
カナダからの発送で少々不安があったが無事に届いたことを報告する。

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到着までの日数

以下の通り。担当する運送会社はアラメックスというアラブ首長国連邦の企業。

Date Location Activity
28 Nov 2020 01:22 PM Narita, Japan Shipment delivered Shipment Delivered STAMP
26 Nov 2020 07:16 PM Narita, Japan Shipment is on its way to final destination sorting facility and will be updated once ready for collection/delivery
26 Nov 2020 06:00 PM Narita, Japan Shipment cleared – on its way to Aramex destination facility
24 Nov 2020 02:10 AM Dubai, United Arab Emirates Shipment departed Aramex sorting hub – moving on its way to destination country
20 Nov 2020 06:05 AM Dubai Express Hub, United Arab Emirates Shipment arrived at Aramex sorting hub – in transit – will keep moving to reach its final destination country
20 Nov 2020 05:35 AM Dubai Express Hub, United Arab Emirates Shipment arrived at Aramex sorting hub – in transit – will keep moving to reach its final destination country
20 Nov 2020 05:24 AM Dubai Express Hub, United Arab Emirates Shipment arrived at Aramex sorting hub – in transit – will keep moving to reach its final destination country
18 Nov 2020 02:16 PM Canada Shipment departed origin country – in flight to destination
17 Nov 2020 10:18 AM Canada Shipment received at Aramex origin sorting facility
17 Nov 2020 09:12 AM Canada Attempted delivery
17 Nov 2020 08:12 AM Canada Shipment is out for delivery

発送がカナダ時間での11/17、日本時間に換算すると11/18と言っていいだろう。
そして到着が11/28。おおよそ10日間の長旅。
経路を見るとドバイを経由している。運送会社がドバイ企業だからだろう。私もいつか行ってみたい…。

意外だったのは日本の玄関口が成田ではなかったこと。表記上は成田となっていたが、国内便を担当している佐川急便での履歴を見たら関西国際空港になっていた。首都圏在住の私はその影響もあり国内到着から2日を要している。

価格

円換算された金額は 86448円 だった。
加えて輸入手数料として4950円請求されている。
合計すると91398円なので日本版よりやや高いくらい。時間は掛かったものの代行などを使うよりも安く調達することが出来た。

開封

パッケージ。薄すぎる。
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開封。
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小さい…!!
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保護フィルム&ケース装着

ワクワク感が止まらない。しかし衝動を抑えてまずは下ごしらえ。まずは画面保護フィルムを貼り付ける。
今回は信頼性からDeff製品をチョイス。アラミド繊維のケースをずっと前から使ってみたかった。
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その後

日本最速!?iPhone12 miniを予約しました!

一足早くiPhone12 miniを予約しました!

前書き

タイトルの通り。
「え?まだ予約開始していないでしょ!嘘乙w寝言は寝て言えwwww」という反応が正しいものと思います。
もちろんそれ相応のカラクリがあります。何故ならば正規販売店の予約ではないからです。更に言ってしまうと国内の販売店でもないからです。

なんと今回私が予約したのはカナダ版のiPhone12 miniなのです。

何故にカナダ版?

「わざわざ海外版を買う意味ないじゃんw今は日本でも普通にSIMフリー版買えるしw」という反応が一般的なものでしょう。
何故そんな面倒なことをするか?その理由は非常にシンプル。日本版はガラパゴス仕様だから。それだけ。
有名なところだとシャッター音でしょう。シャッター音が強制されるのは全世界でも日本と韓国で販売されているスマートフォンだけなのです。

起源を調べてみました。皆さん御存知の通り 世界で初めて携帯電話にカメラ機能を搭載したのは日本。その当時の社会的背景として某芸能人による盗撮事件が起こっていたそうですね。開発者の1人がその事件を見て、「盗撮防止の機能を搭載しよう」と発案したことがきっかけなのだとか。

いやいやいやいや、音を付けたから盗撮防止になるかってのはまた別の話でしょう。
シャッター音が鳴ってしまうことは一旦置いておくとしても、昨今販売されているiPhoneのシャッター音は異常に大きい。以前のものよりも増したと感じます。静かな飲食店でついつい食べ物を撮影してみると一気に注目の的になりますからね。そんな余計な機能はいりません。大丈夫ですよ、私は盗撮などには一切興味がありませんので。

さてさて話は戻ります。
「日本版と韓国版以外はシャッター音が鳴らないってことはわざわざカナダ版を買う必要あるの?近い香港や台湾のモデルでいいじゃんw」そう思う人もいるでしょう。それでは何故わざわざカナダ版を指名買いするのか、という話に移っていきます。

理由は単純です。日本で販売されるものと型番が同じだから。
「いやいやいやいや何言ってるか全くわからないんですけどwどれを買っても同じiPhone12 miniでしょww」という方のために説明しましょう。
iPhoneにはいろいろな種類があるのです。皆さんご存知のようにナンバリング(iPhone6,6s,7,8,X,XS,11,12,…)は有名ですね。
実はこのナンバリングの中にも更に細かく型番が分けられているのです。
以下は公式サイトからの引用です。

日本の公式では以下のように記載されています。
【モデルA2398 / モデルA2402】という記載に注目してください。
f:id:rhymerr:20201020203335p:plain
www.apple.com

そして隣国 韓国の記載を見てみましょう。
こちらでは【A2403 / A2399】と記載されています。
f:id:rhymerr:20201020203556p:plain
www.apple.com

次にアメリカ。
こちらには【A2172 / A2176】と記載されています
f:id:rhymerr:20201020203853p:plain
www.apple.com

最後にカナダ。
こちらには【A2398 / A2402】と記載されています。なんとカナダ版は日本と同一のモデルなのです。
f:id:rhymerr:20201020204020p:plain
www.apple.com

回りくどくなりましたが「どの国でどの型番が販売されているの?」という一覧は以下にまとめられています。
www.apple.com

何故こんな事を気にするのかと言いますと、日本の総務省で許可されていない端末を利用することは違法だからです。
具体的には今回挙げた4つのうち、韓国版とアメリカ版を日本国内で利用したら法律違反になるでしょう。
日本国内で合法的に利用するためには【技適】と呼ばれる認証を取得している必要があるのです。

技適とは?

簡潔に説明していきましょう。
まず『電波』は国民全員の財産です。皆さんの生活を豊かにしてくれるものです。
身近な携帯の電波の他にもパトカーや救急車の無線も電波です。テレビも電波ですね。
本来であれば電波を利用するには免許が必要です。しかし今スマフォを片手にこの記事を読んでいるあなたは免許なんて持っていませんよね。

そうです。免許を持っていないと電波を使えない、となると効率が悪すぎます。そこで作られたのが【技適】なのです。
機器自体に電波を利用する許可を与え、『この機器を使えば使用者に免許がなくとも電波を使えますよ』といった具合に 一般人である我々も電波が利用出来るようになっているのです。

今回例に上げたiPhoneの場合、モデル番号ごとに総務省へ申請し、承認を得ています。
iPhone12 / iPhone12 miniの場合、日本で販売される想定の型番は【A2398 / A2402】です。通例としてiPhoneは日本国内で正規販売される型番のみ技適取得されるのが通例となっています。よって技適が取得されるのは日本とカナダで併売されるモデルのみとなるでしょう。

スマフォ本体の価格がどんどん上昇している昨今、中国製の安価なスマフォが注目を集め始めています。
ドコモショップなどでも取り扱っていますが、Amazon等のECサイトでは更に安価で販売されており 今後利用者が増えていくのではないかと言われています。
ここで1つ気をつけなければならないのがこの【技適】。取得するには手間もお金も掛かります。
コストダウンを突き詰めた中国製の端末全てが技適を取得するかと言ったら答えは『NO』になるでしょう。

技適を取得すると以下のようなマークが付与されます。私が愛用しているiPad Proから引用しました。左下に記載されているものが技適マークとなります。
iPhoneの場合は [設定] > [一般] > [法律に基づく情報および認証] より確認することが出来ます。
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※今回はスマートフォンでの電波を例に挙げましたが、同じく電波の一種であるWi-FiやBluetoothについても同様に日本国内で利用するためには技適マークが必要になります。

カナダ版iPhone12の購入方法

注意書き

この記事に辿り着いた方は恐らく私と同じような考えを持っており、わざわざカナダ版を欲しがるような変態でしょう。
仲間意識を持って先に言っておきますが、問題なく注文は出来たもののまだ端末は手元に届いておりません。

到着後には改めて記事化します。到着経路や日数/技適マークの有無をしっかりとまとめるつもりです。
ですので購入に際して一切のリスクを排除したいという方はその記事を待ってからのご購入をオススメいたします。当ブログをブックマークした上で気長にお待ち下さい。
それまでの間は大人しくAmazonや楽天でガラスフィルムやケースなどを物色して気を紛らわしておきましょう。

方法

色々と調べた結果、3通りの購入方法に至りました。

1) 現地に赴いて購入する

最もアナログな方法です。現地のAppleStoreへ足を運んでそのまま店頭にて購入します。
本来であればこれが一番安全ですが、昨今の事情を鑑みると現実的な方法ではありません。却下。

2) 現地の個人輸入代行業者を手配する

ありがちな方法です。調べた限りではしっかりと業者がヒットしました。
問い合わせたところ代行手数料はおおよそ4000程度とのこと。
本体代金 + 代行手数料 + 日本への送料 + 関税 が掛かります。

3) 日本へ発送してくれる現地のECサイトを探す

日本は経済先進国ですから、探してみれば日本宛に発送してくれるショップは少なからずあるはず。
そう考えて調べてみると思った通りヒットしました。
掛かる費用は以下の通りとなります。
本体代金 + 日本への送料 + 関税
代行業者に頼むよりも安くなることが分かります。常日頃から恐れずに海外ECサイトをガンガン利用している私は迷わずこちらを選択いたしました。

購入先

私が見つけた現地のECサイトは以下になります。
pdaplaza.ca

口コミを調べてみてもそこまで悪評はなさそう。日本のECサイトほどのクオリティは求めていけないと思いますので及第点でしょう。
早速こちらで注文を進めていきます。

まず最初に商品のURLから。執筆時点では以下の通りとなっています。
iPhone 12
Apple iPhone 12 5G A2402 64/128/256Gb – Factory Unlockedpdaplaza.ca

iPhone 12 mini
Apple iPhone 12 mini 5G A2398 64/128/256Gb – Factory Unlockedpdaplaza.ca

iPhone 12 Pro
Apple iPhone 12 Pro A2406 128/256/512GB – Factory Unlockedpdaplaza.ca

iPhone 12 Pro Max
Apple iPhone 12 Pro Max A2410 128/256/512GB – Factory Unlockedpdaplaza.ca

該当する商品/ストレージ容量/色を選択して[Add to Cart]をクリックします。
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続いて右上のカートボタンよりカートに進みます。すると以下のような画面が開きます。
『Estimate Shipping』を展開し、『Japan』 それからお住まいの都道府県/郵便番号を入力します。それから規約を読んで『I have read and agreed with the terms and conditions. Click here to read our policy.』にチェックを入れて[Checkout]をクリックします。
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すると以下のようなポップアップが登場します。どうやら発送までに時間を要することを強調したいようです。
にしても掛かり過ぎじゃないか。日本人のように待つことを美学とされていない国民性の問題で期間を長く表示しているだけだと信じたい。
そんな話はさておき、私は大人しく待てますので『OK』をクリックします。待てない方は上で紹介したもう1つの手段、代行屋を手配するのもありでしょう。
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続いて送付先の入力および決済を行います。
決済方法は$1000を超えるとカナダ国内のクレジットカート or PayPalでの決済に限られるようです。
必然的にPayPal決済となりますが、海外の業者にクレカ番号を晒すよりもずっと安全でしょう。問題なければ『Continue to shipping』をクリックして注文を完了します。
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注文が完了するとメールが届きます。後は無事届くのを待つだけ。
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まとめ

今回はカナダ版のiPhone12シリーズを購入する方法についてご紹介しました。
私はリスクを承知しても迷わず注文してしまいましたが、リスクを許容出来ない方は大人しく日本版を購入するか、私の到着レビューを待つといいですよ。

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追記(2020/11/18)

昨日とうとう発送されました!
到着レビュー記事までもう少々お待ちください!

追記(2020/11/29)

レビュー記事を執筆しました

engineer-lime.com

iPhone12シリーズが発表されました

待ってました!
先に結論を申しますと、私はiPhone 12 miniのWhite 128GBモデルを購入いたします

前書き

iPhone XRに乗り換えてから早2年。正直に言ってしまうと未だにXRの大きさに慣れません。

ここまでの変遷はこんな感じでした。

Galaxy S → Galaxy S2 → iPhone 4s → iPhone5 → iPhone 5s → iPhone 6s → Xperia Z3 Compact → Xperia XZ1 Compact → iPhone XR

最初にスマートフォンを手にした時点で生粋のMacユーザでしたが、利用しているキャリアがdocomoだったため 実は初めて使ったスマートフォンはGalaxy Sでした。
それから半年くらいでしたでしょうか。一気にスペックが上がったGalaxy S2が発表されてすぐに乗り換え。

その後「やっぱりMacと合わせてiPhone使いたい!」そう思いキャリアをauに乗り換えることに。
ここで購入したのがiPhone4s。重量感が絶妙なんですよね。未だに好きな機種の1つです。

その後また1年してiPhone5に乗り換え。ここでの乗り換え理由はLTE通信を使ってみたかったから。
正直 筐体としてはiPhone4sのほうが好みでした。

そしてまた1年。今度はdocomoからもiPhoneが発売されると聞いてまたdocomoに戻ることに。ここで購入したのがiPhone5sでした。
この機種から指紋認証が採用され、「おっ、これは4sを超えたな」と思いましたね。今思う歴代最強のiPhoneは5sだと思っています。
5sは相当気に入って2年使い続けました。ここまで頻繁に乗り換えていた私が2年も飽きずに5sを使ったことから、如何に気に入っていたか伝わると思います。
しかし月日が経過するごとにレスポンスが低下していき、そろそろ寿命かなと感じてiPhone 6sを購入。
ここでの乗り換えは正直乗り気じゃなかったです。何より一気に大きくなりましたから。

案の定気に入らず、3ヶ月も経たないうちに乗り換えを決意。
iPhoneはもう駄目だと思いdocomoショップに行くと「おっ、これは」と感じる端末を発見しました。
これがXperia Z3 Compactでした。
「コンパクトだけど大きいモデルと同じスペック」 私の求めていた物そのままでした。
見た目も大変好み。大好きなエメラルドグリーン、4sを彷彿とさせるような背面ガラス。そして絶妙な重量感。
「今まで使ってきた中で一番気に入っていたスマートフォンは?」と聞かれたら間違いなくこの機種を推します。Apple製品大好きですがこれは別格。
ずっとiPhoneしか見てこなかったので一切興味を示さなかったXperiaですが、これを機に私の中での株価が急上昇。
しかし経年劣化には逆らえず。タッチパネルが効かなくなってしまったので泣く泣く買い換えることに。

次に購入したのがZ3 Compactと同じコンセプトで制作されたXperia XZ1 Compact。コンパクトモデルながら上位機種と同等のスペックを持った理想的な機種でした。
サイドの電源ボタンに指紋認証が付いていたのが良かったです。しかしZ3 Compactと比べるとチープすぎる。画面以外は全て塗装された樹脂。一発落としてしまっただけで塗装が大きく剥がれてしまいゲンナリしました。

そして翌年。新しいiPhoneが発表されました。
ここで発表されたのがiPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XRの3機種でした。
この発表を見て「もうスマートフォンは大きくなっていくものなのかな。いつまでも小型にこだわっていたら時代に乗り遅れるだろう。思い切って大きい奴買ってみるか!」と思い、iPhone XRを購入。
第一印象は「でかい」だけどいつか慣れるだろう。と思って約2年使い続けました。が、未だに慣れず。

ここでまた新たなiPhoneが発表されました。
その中にiPhone 12 miniという小型機種もラインナップされました。
「小型だけど上位機種と同等のスペック」となっており、初めてXperiaに乗り換えたときと同じ感覚が呼び戻されたのを感じました。
これは迷わず買うしかないね。楽しみです。

ファーストインプレッション

ついつい熱くなり前置きが長くなりましたが私なりのファーストインプレッションを述べていきましょう。まずはざっくりと概要をまとめます。
※スペック等は公式サイトに詳しくまとめられているので割愛します

1) 4モデル展開

iPhone 12 mini / iPhone 12 / iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Maxの4機種展開。
初のコンパクトモデルが登場して、12 Proについては歴代Proモデルよりも1回り大きくなりました。
通常モデルとProモデルとの大きな違いは筐体の素材とカメラの性能。CPUなどは全く一緒です。

2) iPhone5sを彷彿とさせるフラットなデザイン

現代的に言うと新型iPad Air同等のデザインとなっています。原点回帰でしょうか。

3) 全モデル5G対応

次世代通信規格の5Gに対応。
ただし日本国内ではSub6規格のみに対応。ミリ波はお預け。

4) 全モデル有機ELディスプレイ搭載

特に通常モデルでの変化が顕著になりました。より高精細なディスプレイになっています。
そして画面を守るガラスがより強固なものへと進化しました。

5) 無線充電が強化

これまでのqi規格はそのままに、専用規格としてMag Safeが採用されました。
簡単に言うと「磁石でくっついてくれるので安定して電力供給される」。

ただし有線充電規格はLightningのまま。USB-Cは採用されず。

6) 付属品が激減

ACアダプタとイヤホンが付属されなくなりました。
ケーブルはUSB-C to Lightningケーブルが付属されます。これまで付属してきたUSB-A端子のACアダプタには対応しません。要買い替え。

私なりにメリット/デメリットを分析しました。

メリット

1) ラインナップが更に増えたこと

各ユーザのニーズにより添えることになったのかなと感じました
私の場合は冒頭でも申しました通り、iPhone 12 miniに期待しています

2) 見た目がガラッと変わったこと

6で曲面デザインになって以来 大きくデザインが変わることなくここまで来ました。
フラットデザインの採用は大きな舵切りだと感じましたね。

3) 5G対応

しっかりと世界のトレンドに乗ってきてくれました。iPhoneで採用されると利用者が増えますから、より一層インフラの強化に繋がるのではないでしょうか?
ミリ波対応しないことは残念だと言われていますが、まだまだ国内では電波環境が整備されていませんので 今はなくても困らないと思います。

4) 有機ELディスプレイが標準になったこと

廉価帯でも有機ELを採用されたのは非常に大きな進歩だと感じました
ただし有機ELにもデメリットはあります。有名所だと焼き付き問題ですね。ガジェットに詳しい層の皆様はこれでもか、ってほどご存知のことかとは思いますが、詳しくない層の方々が多いのも事実。2年後などに画面の映りがおかしくなってきたなどなど、問題視されることがないか心配です。

デメリット

1) バッテリー容量が減っている(らしい)

これはまだ定かではありませんが、小型化に伴ってバッテリー容量が削られているとの情報を耳にしました。
ハードウェアやソフトウェアのレベルで電源管理を最適化されているのかとは思いますが、バッテリーが小さくなると電池持ちが悪くなるのでは、と不安を持ってしまいます。ましてや普及しきれていない5G電波を掴もうとアンテナが必死になって仕事するでしょうからね。

2) 付属品が減りすぎている

確かに使っていなかった方は多いかもしれません。というのもiPhone以外のメーカーさんだとそもそも充電器をつけていないことが多いですからね。ただしAppleさんはこれまでユーザがそのまま使えることをコンセプトに数々の製品を出されていたと思っています。
今回の場合 付属のケーブルがUSB-C to Lightningに変わっていますから、そこは新たなアダプタを提供すべきだったのではないでしょうか。それが無理なら素直に従来通りのUSB-A to Lightningケーブルを付属させた方が良かったと思いますね。

3) Mag Safeは賛否を呼ぶと思う

まだ情報が不透明な部分は大きいですが、本体内に磁石を内蔵したということのようですね。
これにより他の機器へ影響を出すことは絶対にないのでしょうか。とても疑問です。

ただし以前執筆しましたように、無線充電器は本当におすすめ。これを機に更なる無線充電器の普及に繋がってくれたら嬉しいです。

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4) ミリ波非対応

私個人の意見としては メリットでも記載した通り まだまだ環境整備が追いついていないのが現状なので今は無くても困らないと思っています。
ただし長期間使い続けるとなると話は別。各キャリアでの機種購入代金サポートが薄れてきた今、長く使い続けることになる方は多いと思います。
そこで3〜5年スパンで考えると、明らかにスペック不足を感じるようになる展開も容易に想像出来ます。5Gを目玉だと捉えられている方についてはもう1年待ってみてもいいかもしれません。

5) 期待されていた指紋認証付き電源ボタン / USB-C端子は採用されず

新型iPad Airで採用されたので期待していた方も多いはず。しかし残念ながらどちらも採用されず。
特に指紋認証はコロナ禍でマスクを常備している昨今で出せば大きな話題になったはず。これは非常にがっかりでした。

大きさのイメージ

ダンボールを切り抜いて大きさのモデルを制作してみました。

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左からiPhone 12mini / iPhone12,iPhone 12 Pro(同一寸法) / iPhone 12 Pro Max

miniモデルの小ささが際立ちますね。
これだけでは分かりづらいので歴代モデルとの比較もしてみました。
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比較用として6s(7,8,SE2と同サイズ), XR(11と同サイズ)
iPhone 12 / iPhone 12 ProはiPhone XRより僅かに小さいことが見て取れます。

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miniモデルは6sよりやや小さいですね。

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XRと比べたら一目瞭然です。

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デザイン面から4s/5sと比較されがちなので比較。やはり5s程は小さくないようです。
それでもminiモデルの小ささが際立ちますね。

まとめ

久々にワクワクするiPhoneが発表されたと感じました。
発売が待ち遠しいです。

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Ankerのワイヤレス充電器を揃えてみた

とうとう全てワイヤレス充電になってしまいました

前書き

以前の記事で紹介した通り、すっかりワイヤレス充電器の虜になってしまいました。
これまでどうして使わなかったのか自分を責めたくなるくらい快適。本格的に使っていきたいな、と思い新たなワイヤレス充電器を買い揃えてしまいました。
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購入。

購入にあたって色々と調べてみました。理想としてはiPhoneとAirPods ProとApple Watchを全て同時に出来る製品。
ググってみると分かるのですが、著名なメーカーからは私の理想とする製品が発売されていません。あったとしても海外のスタートアップ企業か、中華の怪しいメーカーしかありませんでした。
モノがモノだけにある程度安心できるメーカーじゃないといけません。下手したら発火したりもしますからね。
みんな大好きAnkerからもワイヤレス充電器が発売されているものの、私の理想とする3つ同時に充電できる製品は発売されていません。でもやっぱり信頼と安心のAnkerがいい。結果、2つのワイヤレス充電器の購入に踏み切りました。

今回購入したのはこちら。

それからコンセントを2口占有したくないので充電プラグも買ってみました。

開封。

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使用感。

PowerWave 10 Stand

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ケーブル接続端子はmicro USBになっています。
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当たり前ですがしっかりと充電できます。
これまではスタンドタイプじゃなかったので当たり判定に気を付けていましたが、スタンドタイプだと適当に置いても簡単に反応してくれていいですね。
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横置きにも対応しています。コイルが上下合わせて2つ入っているようです。
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流石にAirPods Proは無理でした。
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PowerWave+ Pad

事前作業としてApple Watchの充電部分に純正の充電ケーブルを埋め込む必要があります。
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Apple Watchの充電部分は起こせます。
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いざ充電。Apple WatchもAir Pods Proも問題なし。
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もちろん、このパッドに左側にiPhoneを置いても充電できます。
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まとめ

とても快適です。騙されたと思って一度使ってみるべき。
ワイヤレス充電のメリットは簡単に充電出来ることよりも、qi(チー)という国際的に採用されているワイヤレス充電規格が採用され続けている以上 充電ケーブルが替わろうと何も気にせず使い続けられることにあると思います。そろそろiPhoneもUSB-Cに変わるんじゃないかって言われていますけど、もし変わったとしてもワイヤレス充電の規格さえ変わらなければ何も気にすることはありません。

今回の商品に関して言えば、特に驚いたのがスタンドタイプの当たり判定の広さ。縦置きでも横置きでもすんなりと充電されます。
端子がmicro USBじゃなくてUSB-Cだったらもっと良かったのにな。
皆様のご購入の参考になりましたら幸いです。

おまけ

今回もYouTubeにて動画版を公開しました。

youtu.be

iPad Pro用トラックパッド付きキーボード!doqo DQ1-K129購入&日本最速レビュー!

iPad Proを購入して結構な月日が経ちますが、重い重い。本体とペンとケースを合わせたら1kgに迫る重さ。
重いなら重いでいっそのこともっと使い勝手をよく出来ないか?と考えた結果、キーボード&トラックパッド付きケースを取り付けてPCライクにしてみました。

前書き

実は昨年末に海外のクラウドファンディングサービスにて別のキーボードに出資していたのですが、世界情勢やら色々とあり、お金だけ集めて断念されてしまったようなのです…。
名前を出してしまうとLibraと言う名前のキーボード付きケースでした。まあ、こういったリスクも含めてクラウドファンディングですね。仕方が無いので諦めることにし、他のキーボード付きケースを物色しました。

今回購入したのはdoqoというメーカーのキーボード付きケース。お値段は2万円と少々です。
Amazonでいうところのお急ぎ便のようなオプションを選択しました。発送から3日程度で到着しています
https://www.doqo.shop

先に結論を言いますが、全くオススメ出来ないようなとても微妙な製品でした。

純正を選ばなかった理由。

純正を選ばなかったのには勿論理由があります。

バッテリー&ハブ機能付き

純正って充電端子はあるんですが、その他は結局ハブを噛まさないと拡張性がないんです

有線接続式

社外品=Bluetooth接続だと思っていました。
logicoolさんから出されている製品だけはスマートコネクタ対応ですが、何故か12.9インチに対応したモデルは発売されていないんです

アルミニウム製

純正の素材ってストレートに言ってしまうとビニール製なんですよね
経年劣化が目に見えているのでマイナスポイントでした

MacBookライクで格好いい

アルミボディに黒いキーボード。とってもスタイリッシュです。

私自身が珍しい物好き

結局はこれなんです
人と被りにくいものを使いたい

実際に使ってみて。

冒頭でも書いたとおり、単刀直入に言うと微妙です。いい点もあるけど、それと以上に良くない点もあります。
やっぱり純正のクオリティには勝てない、ということでしょうか。
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良い点

質感はなかなか良い

ただしMacBook Proほどの滑らかさは感じませんが、しっかりとアルミで作られており、塊感を感じます。

有線接続なのはプラス

Bluetoothだと使う前のペアリングや充電などが煩わしいですからね。その点一切気にしなくていいのは非常にいいです。

ハブ内蔵はいい

まだ使用するシーンに恵まれていませんが、拡張性に優れている点はプラス。
今後役に立つシーンがたくさんあるでしょう
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キーボードが打ちやすい

タイピング感抜群です。ただし片手離しに褒められるか、というと微妙です。
具体的にはキーストロークが深めなんですよね。そしてキー自体が角張っていてザラザラしていて、指で触った感覚は滑らかな純正キーボードとは比べられないレベル。
なかなかマニアックな線かもしれませんが、GPD社のUMPC(GPD Pocket)のキーボードの感覚に似ている気がします。もしかしたら同じ深センで作られた製品なのでパーツが共有だったりして…。
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重量バランス

フルに開いてもしっかりと自立します。ちょっと強く押すと倒れはしますが、テーブルにおいてタイピングする分には一切倒れる気配はありません。非常に良好です。
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悪い点

重い

安定性の裏返しですが、計測してみたら本体と合わせて約1.7kgもありました。MacBook Pro 13インチよりも重いです。
ここまで来たらMacBook Proを持ち歩いた方が…と思ってしまいます。
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ぴったり設計すぎて取り付けが大変

購入前はタブレットとして使いたい時は気軽に外せるような使い方をイメージしていました
実際はぴったりすぎて取り付けるのも取り外すのも一苦労。どれくらいぴったりかというと、ガラスフィルムや、もはや薄さを感じないくらいのwraplusを貼っただけでも取り付けられません。
よく言えば抜群のフィット感ですが、私の理想とは異なりました。落とした時にはぴったりすぎて衝撃を吸収する箇所がなく、思いっきり本体にダメージが届いてしまうのではないかと思います。
ピッタリすぎる原因は恐らく下部の爪だと思います。
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固定方法がプラスチックのリング

全くスマートじゃないですね。固定に用いるのは薄っぺらいプラスチックのパーツですが、これが壊れたら使えなくなるも同然の立ち位置。どうにかならないものでしょうか。
もし私が製品開発者だったとしたらマグネットで固定する方式にしますね。iPad Proの特徴として背面に強力なマグネットが多数埋まっていますから、それを利用しない手はないと思います。
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天板部分がフルアルミじゃない

ペンを格納する仕組みは非常にいいんです。だけどどうしてここだけ中途半端にプラスチック剥き出しにしたんでしょうか。一気に安っぽく見えてしまいますね。もう少し覆ってくれれば…なんて思ってしまいます。
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カメラ穴のタイプが選択できない

生産コストの兼ね合いなんでしょうけど、2018年モデルを使用している私からすれば必要以上に大きな穴が空いている状態です。この穴から傷が付きそうですよね。
しっかりとヘアライン加工されている点は大いにプラスなのですが、非常に惜しいと感じます。

11インチも12.9インチも筐体の大きさが一緒でダサい

操作性を考えたら最高。見た目を考えたら微妙。意見が分かれるところです。

時々キーボードの謎入力が発生する

まだよく分かっていないのですが、時々押したキーと異なる文字列が打鍵されることがあります。
単に隣のキーが反応するとかってレベルではなく、謎の文字列が入力されるんですよね。恐らく文字コードか何かだと思いますが、処理が追いついていないと言うことなのでしょうか。

トラックパッドは…

左右下部に物理センサーがあるタイプで、一昔前の純正品と同タイプだと思います。特に上部の感度はあまりよろしくなく、更には真ん中らへんを押すと左右両方のセンサーが感知してダブルクリックの扱いになってしまいます。
そして何より操作感が悪すぎます。これは他の社外品にも言えることですが、恐らくAppleがAPIを公開していないからでしょう。単純にマウスとして認識されるため最小限の設定変更しか出来ず、痒いところに手が届きません。
特に痛いのは、2本指スワイプでブラウザバックできなかったり、ドラッグ機能がなかったり、タップの無効化ができずタイピング時にトラックパッド が反応してしまったりなどなど。一番期待していた要素だけにがっかりしています。
それから独自のジェスチャーを用意してくれているのですが、はっきり言って余計なものばかりです。タップを無効化できないことと相まって 想定していない動作が頻発します。
具体的には普通にネットサーフィンをしている途中に謎にアプリが切り替わったりします。一体どのジェスチャーに当てはまるのか特定できないので対処のしようがありません。
最も余計だと感じるのが4本指タップでスクリーンショットが撮影されるジェスチャー。どうして実装したのか開発責任者を問い詰めたい。
総評すると一番期待していた箇所なのに一番がっかり。トラックパッドをオフにして外付けマウスを繋げた方が数百倍幸せになれそうです。

ペンが使いにくい

角度の選択肢がなさ過ぎます
ペンを使おうと思ったら一度取り外して…といった運用が主流になると思います。せっかくペンを格納するスペースがあるのにもったいないです

バッテリーが機能していない

バッテリーが内蔵されていると言う話でしたがその気配はありません。ケースの充電端子に刺して本体への給電は出来るのですが、ケースに蓄えられているであろう電池からの給電をする方法はないですね。
普通に考えたらケースから出ているケーブルを挿せば充電出来ると思うのですが、それは無理なようです。もしかしたらと思ってUSB端子にiPhoneを刺してみましたがそれも充電されず。しかも本体に接続した状態でiPhoneを接続しても充電されません。これは本当に謎。
iPad Proって意外と電池持ちが悪かったりするので補助バッテリーとしても活躍してくれそうでいいな、と思っていただけに非常にがっかりです。

結論

冒頭にも書きましたが、はっきり言って微妙すぎる一品でした。もし過去の自分に助言が出来るとしたら、迷わず「そんなもの買うな!大人しく純正を買え!」と強く言うと思います(笑)
執筆時点では日本で当製品をレビューしているのは私だけでしたので、 購入を検討してググっている方はこちらに辿り着くことでしょう。悪いことは言わないから素直に純正を買いましょう!
一応フォローしておくと、この記事はiPad Proとdoqoキーボードを用いて執筆していますがあまりストレスを感じずに執筆できたので単純にキーボードとしてみたら不満はないのかなと思います。しかしトラックパッドの使い勝手や細かい質感については褒められません。そして着脱が容易でなく、体勢的にペンやタッチも使いづらくなりますのでiPadの優位点である機動性/直感性を簡単に殺してしまいます。海外の小さなベンチャー企業が作った製品ですからね、非常にワクワク感のある品である反面 ユーザインターフェイスやクオリティが追いついていないと感じる点が多かったです。
繰り返すようですが使い勝手を重視するのであればやっぱり純正のMagic Keyboard一択なのだと思います。もし純正品の素材が見直されたり、一番純正に近いLogicool社から12.9インチ用のトラックパッド付きカバーが発売されたら迷わず買い足します。

追記

何度かパカパカしていたらiPad Proの重さに負けたのかヒンジが割れてしまいました。
もう駄目だ、外付けキーボードとして再利用しようと思い分解していたら危うい箇所を発見。
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配線剥き出しじゃん…下手したら感電してたかもしれません。すんなり壊れてくれて逆に安心しました…。