悪質な光回線販売業者が訪問して来たので撃退したお話

年寄りを騙すビジネスモデルは撲滅すべき。
普段全く怒らない私でも、今回の手法には憤りを感じました。

前書き

タイトルの通りなんですが、久々に光訪問販売員が来ました。
この手の業者が来ること自体は珍しくもないのですが、今回の方は歴代トップクラスの素人感たっぷり且つ悪質だったので記事にします。
あくまで被害者を出さないために悪質な手口を共有することが目的であって決して晒し上げる目的ではありませんので担当者や所属会社、それから販売しようとしていた回線の情報に関する詳細は全て伏せます。悪しからず。

具体的には…

テレワーク中の昼休みに彼はやってきました。
「あーあーまたかよ面倒臭いなぁ」そう思いながらも暇だったので応対することに。
彼からの第一声はこんな感じ。
「あなたの家に引いている光ファイバーケーブルは古いので新しい物に引き直させてください」
「今引いている物では200Mbpsまでしか出ませんよ!新しいものを引き直せば1Gbps以上出るようになりますよ!」

これは面白い。私も一応 ITインフラのプロですから 彼が支離滅裂なことを言っているのは一発で見抜きました。

まず外観からは古いケーブルかどうかなんて区別できるわけがありません。それから光ファイバーケーブルの限界が200Mbpsなわけないですし、そもそも光ファイバーケーブルって仮に10年前のものでも性能を使いきっていません。更には家庭に引き込んでいる部分なんて所詮近くの電柱からの数メートルだけなんですよ。たったこれだけ引き直したところでパフォーマンスが上がるわけがありません。というかそもそもNTTはケーブルが折れて接続不可にでもならない限り引き直しなんてしてくれません。
ってなると某ダークファイバー網を利用した回線業者だなってことが分かってしまいます。
※後から彼の所属企業を調べてみましたが案の定某回線業者の代理店でした。回線自体は凄く良い物だと思うけどね…。

この手の勧誘って最初に売り込むサービスを名乗らないと違反になるんじゃなかったでしたっけ?知らない方が聞いたら今引いているNTTの方だと勘違いしてしまいません?法律に詳しい方いらっしゃいましたら教えて下さい。
にしても如何にも今使っているものが駄目でそれを正しい状態にするために新しい線を提供してくれるような言い草…タチが悪すぎます。
「引き直させてください」って・・・。正しくは「お金払って新しい回線引きませんか!?お願いします!!」でしょう。

私が行った対処

長々と相手にするのも面倒なのでサクッと
「あれ?うちの回線契約って1Gbpsなんですよね。古い光ファイバーケーブルだと200Mbpsまでしか出ないんじゃなかったでしたっけ?測ってみます?www」
と返すと「200Mbps以上出ないとは言っていません!家に置いてあるモデムの性能によりますので!!」なんて平気で言い返してくるもんだ。
こりゃとんだ嘘っぱちでございます。最初に言ってることと全く違うじゃないか。最初に新しい光ファイバーケーブルを引き直さないと200Mbps以上出ないって言いましたよね。それにモデムって・・・何年前の話だよ。もう既にADSLの新規申し込みは終了しているはずです。光回線の終端装置はONUってことは業界人ならずとも常識中の常識ですよね。

そして嘘がバレた途端「はいはいもういいですよ帰ります」オーラを出してくるんですね。まあいつも通りの展開です。自分の有利な土俵でしか戦えない人って本当に格好悪い。

余談ですが我が家ではドコモ光を使っています。
ちょっと前までは100Mbps契約でしたがお値段据え置きで1Gbpsに切り替えることを知って即ドコモさんに電話して契約変更いただきました。
そちらの様子も記事にしていますのでドコモ光を使われていて且つ回線速度に不満を感じる方はお時間ある時にでも読んでいただけますと幸甚でございます。
engineer-lime.com

そしてよく聞かれるのがドコモ光の評判です。物凄く大容量のデータをやり取りされる方や回線速度を再重視するようなネットゲームをやられている方であればもっといい回線があるかもしれませんが、普通にブラウジングしたりYouTube見たり、AmazonプライムビデオやDisney+を見たりするくらいであれば必要十分です。(上の記事に具体的な回線速度も載せています)
もし新規でドコモ光を契約したい場合は素直にドコモショップに行くか、ドコモ製品を取り扱っている家電量販店に行くか、価格コムから申し込むのがおすすめです。訪問販売で加入するメリットは一切ありません。理由は以下にまとめますので引き続き当記事をご覧くださいませ。

もし光の訪問販売を食らってしまった際にやるべきこと

はっきりと門前払いして一生来ないようにしていただくのが一番ですが、もし対面して会話が始まってしまった場合は以下のように対応しましょう。

名刺をもらう

これは絶対です。やましいことがある輩なら絶対に寄越そうとしません。
もし渡してくれない場合は首から掛けてる社員証を撮らせてもらいましょう。まあ、名刺をくれないような方が撮らせてくれることはないでしょうけど…。
今回の方はとっても典型的で 名刺も社員証の撮影もNGでした。「個人情報なんで〜」だそうです。個人情報の定義をご存じなんでしょうかね。顔を出して且つ見える位置に社員証を掛けている時点で個人情報なんてダダ漏れです。この状況で渋るのはさすがに地雷。というか勉強不足ですね。
実は個人情報という物の定義は非常に甘く、個人を特定しうる物が2つ揃えば成立してしまいます。今回だと顔と名前、それから首に掛けた社員証には社名も書かれているのでバッチリです。ここまでしているのに渋るのは何やら物的証拠を残したくないと言っているとしか思えません。
たった2つの要素が揃っただけで個人情報として見なされてしまうということは、顧客の個人情報の取り扱いを遵守する企業であれば真っ先に教育されるとっても基本的なことです。企業のモラルも疑ってしまいます。

担当員の所属企業名と契約させようとしている具体的なサービス名を最初に言わせる

この手の業者って大概NTTだと連想させるような話し方をしてきます。そもそも直接のNTTは待ち構えていれば顧客が寄ってくるような立場なのでコストを掛けてまでこういった訪問販売員を用意する必要なんて無いわけです。回線の話をされたからと言って「NTTの人が来た!」と思い込むことは絶対にやめましょう。
本題に戻りまして、訪問販売員から聞き出すべきは「担当員の所属企業情報」と「契約させようとしているサービス名」の2点です。名刺を要求すると同時に聞き出しましょう。私の経験上、やましいことがある方ならばこの時点で尻尾を巻いて逃げられます。

この手法は光回線の訪問販売だけに限らず、悪徳商法で物品を売りつけられそうなときにも有効な手段です。そういったケースでも最初から物は見せませんからね。
最初からしっかりと見せてもらって、はっきりと「興味ありません」と断るようにしましょう。

もしサービスに惹かれて「契約しよう!」となってもその場では契約しないこと

訪問販売の中でも非常に良いサービスを紹介されることも勿論あります。ただし、絶対に即決しないことを私は強く推奨します。
理由は3つあります。

1) 判断を鈍らせてその場で契約を促すようなマニュアルを用いている

契約する前に1度冷静になってみてください。その契約、本当に必要でしょうか?本当に必要であれば、それよりも前に自分の足で契約しに行っていませんか?
彼らは「今契約してください!」ということに拘ります。その手には乗らないようにしましょう。

2) アフターサポートなんて期待できません

大抵の業者は遠方より足を運んで訪問してきます。契約したらそれっきりになる可能性が非常に高いです。
長く付き合っていくサービスなら尚更、代理店は身近な方が好ましいです。

3) 訪問販売員を通すと中間マージンが発生する

よく考えてみてください。訪問販売員だって給与を貰って働いているはずです。この給与はどこから捻出された物でしょう?
はい、皆さんご存じですね。大元の回線事業者からのインセンティブです。
率直に申し上げると、インターネット経由で直接申し込めばそのインセンティブにあたる部分の金額が申込者本人に返ってくる事が多いです。代表的な経路としては価格コムですね。
「インターネット経由で契約するのは怖い」…という方でも最寄りの家電量販店などに行けばその金額分の商品をプレゼントしてくれたりすることもあります。

…ここからは私の感情込みで。
逆に言えば訪問販売員の方もその収益が給与や評価に繋がっています。上記のような悪質な要素がなく本当に真摯な対応を取られている販売員さんであれば…その限りではないかもしれませんね。ただし即決は危険なので、その場での即決は控えることを強く推奨します。この対応でも販売員さんの心理を突けますから。

まとめ

この手の方々って「家の代表者がいなければ出直します」なんて言ってきますよね。今回は私がしっかりと追い返しておいたので二度と来ることはないでしょう。

今回解説した手法は光回線の販売だけに限らず、物品の販売に対しても応用の効くものだと思います。皆様も悪質な訪問販売にはくれぐれも注意しましょう。
鉄則は「その場で訪問販売には乗るな」「一度冷静に考えろ」です。

日本最速!?iPhone12 miniを予約しました!

一足早くiPhone12 miniを予約しました!

前書き

タイトルの通り。
「え?まだ予約開始していないでしょ!嘘乙w寝言は寝て言えwwww」という反応が正しいものと思います。
もちろんそれ相応のカラクリがあります。何故ならば正規販売店の予約ではないからです。更に言ってしまうと国内の販売店でもないからです。

なんと今回私が予約したのはカナダ版のiPhone12 miniなのです。

何故にカナダ版?

「わざわざ海外版を買う意味ないじゃんw今は日本でも普通にSIMフリー版買えるしw」という反応が一般的なものでしょう。
何故そんな面倒なことをするか?その理由は非常にシンプル。日本版はガラパゴス仕様だから。それだけ。
有名なところだとシャッター音でしょう。シャッター音が強制されるのは全世界でも日本と韓国で販売されているスマートフォンだけなのです。

起源を調べてみました。皆さん御存知の通り 世界で初めて携帯電話にカメラ機能を搭載したのは日本。その当時の社会的背景として某芸能人による盗撮事件が起こっていたそうですね。開発者の1人がその事件を見て、「盗撮防止の機能を搭載しよう」と発案したことがきっかけなのだとか。

いやいやいやいや、音を付けたから盗撮防止になるかってのはまた別の話でしょう。
シャッター音が鳴ってしまうことは一旦置いておくとしても、昨今販売されているiPhoneのシャッター音は異常に大きい。以前のものよりも増したと感じます。静かな飲食店でついつい食べ物を撮影してみると一気に注目の的になりますからね。そんな余計な機能はいりません。大丈夫ですよ、私は盗撮などには一切興味がありませんので。

さてさて話は戻ります。
「日本版と韓国版以外はシャッター音が鳴らないってことはわざわざカナダ版を買う必要あるの?近い香港や台湾のモデルでいいじゃんw」そう思う人もいるでしょう。それでは何故わざわざカナダ版を指名買いするのか、という話に移っていきます。

理由は単純です。日本で販売されるものと型番が同じだから。
「いやいやいやいや何言ってるか全くわからないんですけどwどれを買っても同じiPhone12 miniでしょww」という方のために説明しましょう。
iPhoneにはいろいろな種類があるのです。皆さんご存知のようにナンバリング(iPhone6,6s,7,8,X,XS,11,12,…)は有名ですね。
実はこのナンバリングの中にも更に細かく型番が分けられているのです。
以下は公式サイトからの引用です。

日本の公式では以下のように記載されています。
【モデルA2398 / モデルA2402】という記載に注目してください。
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www.apple.com

そして隣国 韓国の記載を見てみましょう。
こちらでは【A2403 / A2399】と記載されています。
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www.apple.com

次にアメリカ。
こちらには【A2172 / A2176】と記載されています
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www.apple.com

最後にカナダ。
こちらには【A2398 / A2402】と記載されています。なんとカナダ版は日本と同一のモデルなのです。
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www.apple.com

回りくどくなりましたが「どの国でどの型番が販売されているの?」という一覧は以下にまとめられています。
www.apple.com

何故こんな事を気にするのかと言いますと、日本の総務省で許可されていない端末を利用することは違法だからです。
具体的には今回挙げた4つのうち、韓国版とアメリカ版を日本国内で利用したら法律違反になるでしょう。
日本国内で合法的に利用するためには【技適】と呼ばれる認証を取得している必要があるのです。

技適とは?

簡潔に説明していきましょう。
まず『電波』は国民全員の財産です。皆さんの生活を豊かにしてくれるものです。
身近な携帯の電波の他にもパトカーや救急車の無線も電波です。テレビも電波ですね。
本来であれば電波を利用するには免許が必要です。しかし今スマフォを片手にこの記事を読んでいるあなたは免許なんて持っていませんよね。

そうです。免許を持っていないと電波を使えない、となると効率が悪すぎます。そこで作られたのが【技適】なのです。
機器自体に電波を利用する許可を与え、『この機器を使えば使用者に免許がなくとも電波を使えますよ』といった具合に 一般人である我々も電波が利用出来るようになっているのです。

今回例に上げたiPhoneの場合、モデル番号ごとに総務省へ申請し、承認を得ています。
iPhone12 / iPhone12 miniの場合、日本で販売される想定の型番は【A2398 / A2402】です。通例としてiPhoneは日本国内で正規販売される型番のみ技適取得されるのが通例となっています。よって技適が取得されるのは日本とカナダで併売されるモデルのみとなるでしょう。

スマフォ本体の価格がどんどん上昇している昨今、中国製の安価なスマフォが注目を集め始めています。
ドコモショップなどでも取り扱っていますが、Amazon等のECサイトでは更に安価で販売されており 今後利用者が増えていくのではないかと言われています。
ここで1つ気をつけなければならないのがこの【技適】。取得するには手間もお金も掛かります。
コストダウンを突き詰めた中国製の端末全てが技適を取得するかと言ったら答えは『NO』になるでしょう。

技適を取得すると以下のようなマークが付与されます。私が愛用しているiPad Proから引用しました。左下に記載されているものが技適マークとなります。
iPhoneの場合は [設定] > [一般] > [法律に基づく情報および認証] より確認することが出来ます。
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※今回はスマートフォンでの電波を例に挙げましたが、同じく電波の一種であるWi-FiやBluetoothについても同様に日本国内で利用するためには技適マークが必要になります。

カナダ版iPhone12の購入方法

注意書き

この記事に辿り着いた方は恐らく私と同じような考えを持っており、わざわざカナダ版を欲しがるような変態でしょう。
仲間意識を持って先に言っておきますが、問題なく注文は出来たもののまだ端末は手元に届いておりません。

到着後には改めて記事化します。到着経路や日数/技適マークの有無をしっかりとまとめるつもりです。
ですので購入に際して一切のリスクを排除したいという方はその記事を待ってからのご購入をオススメいたします。当ブログをブックマークした上で気長にお待ち下さい。
それまでの間は大人しくAmazonや楽天でガラスフィルムやケースなどを物色して気を紛らわしておきましょう。

方法

色々と調べた結果、3通りの購入方法に至りました。

1) 現地に赴いて購入する

最もアナログな方法です。現地のAppleStoreへ足を運んでそのまま店頭にて購入します。
本来であればこれが一番安全ですが、昨今の事情を鑑みると現実的な方法ではありません。却下。

2) 現地の個人輸入代行業者を手配する

ありがちな方法です。調べた限りではしっかりと業者がヒットしました。
問い合わせたところ代行手数料はおおよそ4000程度とのこと。
本体代金 + 代行手数料 + 日本への送料 + 関税 が掛かります。

3) 日本へ発送してくれる現地のECサイトを探す

日本は経済先進国ですから、探してみれば日本宛に発送してくれるショップは少なからずあるはず。
そう考えて調べてみると思った通りヒットしました。
掛かる費用は以下の通りとなります。
本体代金 + 日本への送料 + 関税
代行業者に頼むよりも安くなることが分かります。常日頃から恐れずに海外ECサイトをガンガン利用している私は迷わずこちらを選択いたしました。

購入先

私が見つけた現地のECサイトは以下になります。
pdaplaza.ca

口コミを調べてみてもそこまで悪評はなさそう。日本のECサイトほどのクオリティは求めていけないと思いますので及第点でしょう。
早速こちらで注文を進めていきます。

まず最初に商品のURLから。執筆時点では以下の通りとなっています。
iPhone 12
Apple iPhone 12 5G A2402 64/128/256Gb – Factory Unlockedpdaplaza.ca

iPhone 12 mini
Apple iPhone 12 mini 5G A2398 64/128/256Gb – Factory Unlockedpdaplaza.ca

iPhone 12 Pro
Apple iPhone 12 Pro A2406 128/256/512GB – Factory Unlockedpdaplaza.ca

iPhone 12 Pro Max
Apple iPhone 12 Pro Max A2410 128/256/512GB – Factory Unlockedpdaplaza.ca

該当する商品/ストレージ容量/色を選択して[Add to Cart]をクリックします。
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続いて右上のカートボタンよりカートに進みます。すると以下のような画面が開きます。
『Estimate Shipping』を展開し、『Japan』 それからお住まいの都道府県/郵便番号を入力します。それから規約を読んで『I have read and agreed with the terms and conditions. Click here to read our policy.』にチェックを入れて[Checkout]をクリックします。
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すると以下のようなポップアップが登場します。どうやら発送までに時間を要することを強調したいようです。
にしても掛かり過ぎじゃないか。日本人のように待つことを美学とされていない国民性の問題で期間を長く表示しているだけだと信じたい。
そんな話はさておき、私は大人しく待てますので『OK』をクリックします。待てない方は上で紹介したもう1つの手段、代行屋を手配するのもありでしょう。
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続いて送付先の入力および決済を行います。
決済方法は$1000を超えるとカナダ国内のクレジットカート or PayPalでの決済に限られるようです。
必然的にPayPal決済となりますが、海外の業者にクレカ番号を晒すよりもずっと安全でしょう。問題なければ『Continue to shipping』をクリックして注文を完了します。
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注文が完了するとメールが届きます。後は無事届くのを待つだけ。
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まとめ

今回はカナダ版のiPhone12シリーズを購入する方法についてご紹介しました。
私はリスクを承知しても迷わず注文してしまいましたが、リスクを許容出来ない方は大人しく日本版を購入するか、私の到着レビューを待つといいですよ。

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追記(2020/11/18)

昨日とうとう発送されました!
到着レビュー記事までもう少々お待ちください!

追記(2020/11/29)

レビュー記事を執筆しました

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iPhone12シリーズが発表されました

待ってました!
先に結論を申しますと、私はiPhone 12 miniのWhite 128GBモデルを購入いたします

前書き

iPhone XRに乗り換えてから早2年。正直に言ってしまうと未だにXRの大きさに慣れません。

ここまでの変遷はこんな感じでした。

Galaxy S → Galaxy S2 → iPhone 4s → iPhone5 → iPhone 5s → iPhone 6s → Xperia Z3 Compact → Xperia XZ1 Compact → iPhone XR

最初にスマートフォンを手にした時点で生粋のMacユーザでしたが、利用しているキャリアがdocomoだったため 実は初めて使ったスマートフォンはGalaxy Sでした。
それから半年くらいでしたでしょうか。一気にスペックが上がったGalaxy S2が発表されてすぐに乗り換え。

その後「やっぱりMacと合わせてiPhone使いたい!」そう思いキャリアをauに乗り換えることに。
ここで購入したのがiPhone4s。重量感が絶妙なんですよね。未だに好きな機種の1つです。

その後また1年してiPhone5に乗り換え。ここでの乗り換え理由はLTE通信を使ってみたかったから。
正直 筐体としてはiPhone4sのほうが好みでした。

そしてまた1年。今度はdocomoからもiPhoneが発売されると聞いてまたdocomoに戻ることに。ここで購入したのがiPhone5sでした。
この機種から指紋認証が採用され、「おっ、これは4sを超えたな」と思いましたね。今思う歴代最強のiPhoneは5sだと思っています。
5sは相当気に入って2年使い続けました。ここまで頻繁に乗り換えていた私が2年も飽きずに5sを使ったことから、如何に気に入っていたか伝わると思います。
しかし月日が経過するごとにレスポンスが低下していき、そろそろ寿命かなと感じてiPhone 6sを購入。
ここでの乗り換えは正直乗り気じゃなかったです。何より一気に大きくなりましたから。

案の定気に入らず、3ヶ月も経たないうちに乗り換えを決意。
iPhoneはもう駄目だと思いdocomoショップに行くと「おっ、これは」と感じる端末を発見しました。
これがXperia Z3 Compactでした。
「コンパクトだけど大きいモデルと同じスペック」 私の求めていた物そのままでした。
見た目も大変好み。大好きなエメラルドグリーン、4sを彷彿とさせるような背面ガラス。そして絶妙な重量感。
「今まで使ってきた中で一番気に入っていたスマートフォンは?」と聞かれたら間違いなくこの機種を推します。Apple製品大好きですがこれは別格。
ずっとiPhoneしか見てこなかったので一切興味を示さなかったXperiaですが、これを機に私の中での株価が急上昇。
しかし経年劣化には逆らえず。タッチパネルが効かなくなってしまったので泣く泣く買い換えることに。

次に購入したのがZ3 Compactと同じコンセプトで制作されたXperia XZ1 Compact。コンパクトモデルながら上位機種と同等のスペックを持った理想的な機種でした。
サイドの電源ボタンに指紋認証が付いていたのが良かったです。しかしZ3 Compactと比べるとチープすぎる。画面以外は全て塗装された樹脂。一発落としてしまっただけで塗装が大きく剥がれてしまいゲンナリしました。

そして翌年。新しいiPhoneが発表されました。
ここで発表されたのがiPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XRの3機種でした。
この発表を見て「もうスマートフォンは大きくなっていくものなのかな。いつまでも小型にこだわっていたら時代に乗り遅れるだろう。思い切って大きい奴買ってみるか!」と思い、iPhone XRを購入。
第一印象は「でかい」だけどいつか慣れるだろう。と思って約2年使い続けました。が、未だに慣れず。

ここでまた新たなiPhoneが発表されました。
その中にiPhone 12 miniという小型機種もラインナップされました。
「小型だけど上位機種と同等のスペック」となっており、初めてXperiaに乗り換えたときと同じ感覚が呼び戻されたのを感じました。
これは迷わず買うしかないね。楽しみです。

ファーストインプレッション

ついつい熱くなり前置きが長くなりましたが私なりのファーストインプレッションを述べていきましょう。まずはざっくりと概要をまとめます。
※スペック等は公式サイトに詳しくまとめられているので割愛します

1) 4モデル展開

iPhone 12 mini / iPhone 12 / iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Maxの4機種展開。
初のコンパクトモデルが登場して、12 Proについては歴代Proモデルよりも1回り大きくなりました。
通常モデルとProモデルとの大きな違いは筐体の素材とカメラの性能。CPUなどは全く一緒です。

2) iPhone5sを彷彿とさせるフラットなデザイン

現代的に言うと新型iPad Air同等のデザインとなっています。原点回帰でしょうか。

3) 全モデル5G対応

次世代通信規格の5Gに対応。
ただし日本国内ではSub6規格のみに対応。ミリ波はお預け。

4) 全モデル有機ELディスプレイ搭載

特に通常モデルでの変化が顕著になりました。より高精細なディスプレイになっています。
そして画面を守るガラスがより強固なものへと進化しました。

5) 無線充電が強化

これまでのqi規格はそのままに、専用規格としてMag Safeが採用されました。
簡単に言うと「磁石でくっついてくれるので安定して電力供給される」。

ただし有線充電規格はLightningのまま。USB-Cは採用されず。

6) 付属品が激減

ACアダプタとイヤホンが付属されなくなりました。
ケーブルはUSB-C to Lightningケーブルが付属されます。これまで付属してきたUSB-A端子のACアダプタには対応しません。要買い替え。

私なりにメリット/デメリットを分析しました。

メリット

1) ラインナップが更に増えたこと

各ユーザのニーズにより添えることになったのかなと感じました
私の場合は冒頭でも申しました通り、iPhone 12 miniに期待しています

2) 見た目がガラッと変わったこと

6で曲面デザインになって以来 大きくデザインが変わることなくここまで来ました。
フラットデザインの採用は大きな舵切りだと感じましたね。

3) 5G対応

しっかりと世界のトレンドに乗ってきてくれました。iPhoneで採用されると利用者が増えますから、より一層インフラの強化に繋がるのではないでしょうか?
ミリ波対応しないことは残念だと言われていますが、まだまだ国内では電波環境が整備されていませんので 今はなくても困らないと思います。

4) 有機ELディスプレイが標準になったこと

廉価帯でも有機ELを採用されたのは非常に大きな進歩だと感じました
ただし有機ELにもデメリットはあります。有名所だと焼き付き問題ですね。ガジェットに詳しい層の皆様はこれでもか、ってほどご存知のことかとは思いますが、詳しくない層の方々が多いのも事実。2年後などに画面の映りがおかしくなってきたなどなど、問題視されることがないか心配です。

デメリット

1) バッテリー容量が減っている(らしい)

これはまだ定かではありませんが、小型化に伴ってバッテリー容量が削られているとの情報を耳にしました。
ハードウェアやソフトウェアのレベルで電源管理を最適化されているのかとは思いますが、バッテリーが小さくなると電池持ちが悪くなるのでは、と不安を持ってしまいます。ましてや普及しきれていない5G電波を掴もうとアンテナが必死になって仕事するでしょうからね。

2) 付属品が減りすぎている

確かに使っていなかった方は多いかもしれません。というのもiPhone以外のメーカーさんだとそもそも充電器をつけていないことが多いですからね。ただしAppleさんはこれまでユーザがそのまま使えることをコンセプトに数々の製品を出されていたと思っています。
今回の場合 付属のケーブルがUSB-C to Lightningに変わっていますから、そこは新たなアダプタを提供すべきだったのではないでしょうか。それが無理なら素直に従来通りのUSB-A to Lightningケーブルを付属させた方が良かったと思いますね。

3) Mag Safeは賛否を呼ぶと思う

まだ情報が不透明な部分は大きいですが、本体内に磁石を内蔵したということのようですね。
これにより他の機器へ影響を出すことは絶対にないのでしょうか。とても疑問です。

ただし以前執筆しましたように、無線充電器は本当におすすめ。これを機に更なる無線充電器の普及に繋がってくれたら嬉しいです。

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4) ミリ波非対応

私個人の意見としては メリットでも記載した通り まだまだ環境整備が追いついていないのが現状なので今は無くても困らないと思っています。
ただし長期間使い続けるとなると話は別。各キャリアでの機種購入代金サポートが薄れてきた今、長く使い続けることになる方は多いと思います。
そこで3〜5年スパンで考えると、明らかにスペック不足を感じるようになる展開も容易に想像出来ます。5Gを目玉だと捉えられている方についてはもう1年待ってみてもいいかもしれません。

5) 期待されていた指紋認証付き電源ボタン / USB-C端子は採用されず

新型iPad Airで採用されたので期待していた方も多いはず。しかし残念ながらどちらも採用されず。
特に指紋認証はコロナ禍でマスクを常備している昨今で出せば大きな話題になったはず。これは非常にがっかりでした。

大きさのイメージ

ダンボールを切り抜いて大きさのモデルを制作してみました。

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左からiPhone 12mini / iPhone12,iPhone 12 Pro(同一寸法) / iPhone 12 Pro Max

miniモデルの小ささが際立ちますね。
これだけでは分かりづらいので歴代モデルとの比較もしてみました。
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比較用として6s(7,8,SE2と同サイズ), XR(11と同サイズ)
iPhone 12 / iPhone 12 ProはiPhone XRより僅かに小さいことが見て取れます。

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miniモデルは6sよりやや小さいですね。

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XRと比べたら一目瞭然です。

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デザイン面から4s/5sと比較されがちなので比較。やはり5s程は小さくないようです。
それでもminiモデルの小ささが際立ちますね。

まとめ

久々にワクワクするiPhoneが発表されたと感じました。
発売が待ち遠しいです。

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Surface Laptop Goが発表されました

う〜ん、微妙すぎる

前書き

10年以上Macを使い続けている私ですが、ここ最近ふとWindows機が欲しいと思うようになりました
とは言っても特にゲームをしたいとかではなく、単にそこらへんに転がっているexeファイルを実行できる環境が欲しいだけなんですけどね

そう思っていた矢先、MicrosoftからSurfaceシリーズの廉価ノートPCが発売されるとか
本日発表されましたのでズバリ買いなのかどうか調べてみました

価格について

3グレード構成になっています。とはいってもCPUには違いがなく、メモリとストレージが異なるようです
便宜上 松竹梅でまとめます

グレード 内容 価格
メモリ:4GB / ストレージ:eMMC 64GB / 指紋認証なし ¥84,480
メモリ:8GB / ストレージ: SSD 128GB ¥102,080
メモリ:8GB / ストレージ: SSD 256GB ¥126,280

スペックについて

詳細スペックは以下の通り。

項目 内容
ユーザーのシナリオ 12.4 インチ7 PixelSense™ タッチスクリーンを備えた、最も軽い Surface Laptop で仕事も、ネット閲覧も、動画鑑賞も快適。 シグネチャ縦横比 3:2 のディスプレイは、より大きな表示で快適な作業スペースを提供します。
寸法 278.18 mm x 205.67 mm x 15.69 mm (10.95 インチ × 8.10 インチ × 0.62 インチ)
ディスプレイ スクリーン: 12.4 インチ PixelSense™ ディスプレイ / 解像度: 1536 x 1024 (148 PPI) / 縦横比: 3:2 / タッチ: 10 点マルチタッチ
メモリ 4 GB または 8 GB (LPDDR4x) RAM
プロセッサ 第 10 世代 Intel® Core™ i5-1035G1 プロセッサ
バッテリー駆動時間 通常のデバイス使用で最大 13 時間
グラフィックス インテル® UHD グラフィックス
ストレージ eMMC: 64GB / SSD: 128GB, 256GB
外部端子 USB-C® × 1 / USB-A × 1 / 3.5 mm ヘッドフォン ジャック / Surface Connect ポート × 1
セキュリティ ファームウェア TPM / Windows Hello ワンタッチ サインインによるエンタープライズ クラスのセキュリティ / 指紋認証付き電源ボタンでワンタッチ サインイン (Surface Laptop Go i5/4 GB/64 GB には指紋認証付き電源ボタンは搭載されていません。)
カメラ、ビデオ、オーディオ 720p HD f2.0 カメラ (フロント) / デュアル遠距離感度マイク / Dolby® Audio™ 搭載 Omnisonic スピーカー
ソフトウェア Windows 10 Home (S モード)/ Office Home and Business 2019
ワイヤレス Bluetooth® ワイヤレス 5.0 テクノロジー / Wi-Fi 6: 802.11ax 互換
センサー 環境光センサー
外形 上部: アルミニウム / ベース: ポリカーボネート複合樹脂およびグラスファイバー素材、30% の再生素材を使用
アイス ブルー、サンドストーン、プラチナ
重量 1,110 g(2.45 ポンド)

※公式より引用
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-laptop-go/94FC0BDGQ7WV?activetab=pivot:techspecstab

気になったのは以下。

  • ディスプレイの解像度

    解像度: 1536 x 1024 (148 PPI)

廉価とはいえこれは攻め過ぎじゃない?格安PCでも見ないレベルの低解像度。

  • 外形

    ベース: ポリカーボネート複合樹脂およびグラスファイバー素材、30% の再生素材を使用

アルミは天板だけってことでしょうか。
本体部分の外面もアルミだったらなぁ・・・。特にパームレストがプラスチックなのは惜しい。
→(追記)実物見ました。底面だけ樹脂のようでした。

  • Office搭載

    Office Home and Business 2019

はいはいいつもの奴ですね。
海外での最小構成は$549なのに日本での最小構成価格は約85000円。ぼったくり過ぎ。
低解像度も災いしてExcelなんて使えたもんじゃないでしょうね。

ズバリ買いか?

私個人的には絶対に無しですね。明らかにコスパが悪すぎる。
まともなスペックを求めたら竹モデル以上は必須となりますが、そうなると軽く10万を超えてしまいます

これならMacBook Airの最小構成モデルを買ってWindowsを入れてWindows専用機として使った方が満足度が高い気がします
解像度が2560×1600でストレージが256GBのSSDになりますからね。メモリも8GBです。
CPUの性能は落ちますが、スペックを求める層をターゲットとしている製品ではないので大した問題にはならないと思います。

現在の販売価格を調べましたが価格コムの最安価格では11万しないようです。OSを追加で買っても12万少々で収まります。
kakaku.com

まとめ

今回はSurface Laptop Goの最速レビューをしてみました
私個人的には買いでないと判断しましたので見送ります

少しでも皆さんのご購入の参考になりましたら幸いです