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まだタイトルを見ていない方、今すぐご確認ください。
これより下は元々プラス収支の方にとっては有益な情報でない可能性が非常に高いです。

この文章を読んでいただいているこの瞬間も皆様の大切な時間をいただいているわけですから、本当にマイナス収支からプラス収支にしたいよ、という方以外は今すぐブラウザバックを推奨いたします。

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…と、冒頭から派手に攻めてみました。情報商材屋さんなどが使いがちな常套句ですね(笑)
煽るようなタイトルですが決してそういった気持はありませんのでご容赦ください。

ブロガーとして活動しているつもりですから、より多くの方に読んでいただきたいというのが本音です。お時間許す限り読んでいただけますと幸いです。

当記事の本題は『競馬予想AIとの付き合い方』になります。競馬AI開発者、そして1競馬ファンとして執筆していきます。

私の他にも大勢の方が競馬AIを作って、twitterなどで公開してくれていますね。
先に結論から申しますと、『特性を理解して、用法用量を正しく守って使いましょう』ということです。
順を追って説明していきましょう。

まず最初に・・・

当ブログを初めて閲覧いただいた方向けにお伝えしておくと私は競馬予想を売る気は一切なく、それどころか馬券で大儲けしようといった考えもなく、ただ単に自分のエンジニアとしてのスキル向上として競馬AIの開発および結果の公表を行っています。このスタンスは未来永劫変えるつもりはありません。

分かりやすく言えば『ただのオタク』です(笑)

マイナス収支で安定している人にありがちな間違い

さて、本題です。
タイトルになぞらえて、「マイナス収支で安定している人にありがちな間違い」をいくつか紹介していきたいと思います。

人気馬,オッズが低い=軸として信頼出来る

はい、ありがちですね。
断言します。その考えの元、人気順やオッズだけ見て買い続けていると必ず負けます。
統計と照らし合わせながら解説していきましょう

そもそも1番人気ってどれくらい信頼出来るのか

人気順ごとの勝率を調べてみたらこんな結果になりました。

人気順 勝率
1番人気 約32%
2番人気 約19%
3番人気 約13%
4番人気 約10%
5番人気 約7%

1番人気に推されている馬でも大体3割程度の勝率でしかないのです。
3回に2回は負けている、ということです。

同じ1番人気でもオッズの上下があるでしょ

その通りです。僅差の1番人気よりも圧倒的な1番人気の方が強いはずですね。
それでは単勝1倍台の時にはどの程度の勝率になっているのかをお見せしていきます。

オッズ 勝率
1.1 約81%
1.2 約63%
1.3 約63%
1.4 約60%
1.5 約57%
1.6 約49%
1.7 約46%
1.8 約44%
1.9 約40%

純粋に1番人気だけでフィルタを掛けると3割程度でしたので、確かにオッズが下がれば下がるほど勝率が上がっていくことが分かります。
しかし不思議ですね。1.1倍はとても信用出来そうな結果が出ているのにそれ以上になるとあまり差を感じません。
1.1倍だけ圧倒的に勝率が高いのは恐らくですがそこまで推されるレベルにまでなると名馬クラスが多いからでしょうか。

ただし勝率が高いとはいえ、1.1倍の馬を買い続けたら10回中10回的中しなければもれなくマイナス収支になってしまいます。5回中1回は負けるのに、です。

少し範囲を広げて1.5倍だった場合を考えてみます。勝率は約57%となっています。ざっくりと計算すると10回中4回は外れる計算です。6回勝った場合は150×6=900です。実際には3%盛っているので100%には到底及ばないという結果になります。

更に条件を拡張して、今度は連対率と複勝率を見ていきましょう。

オッズ 連帯率 複勝率
1.1 約88% 約94%
1.2 約83% 約94%
1.3 約82% 約90%
1.4 約80% 約89%
1.5 約79% 約87%
1.6 約70% 約82%
1.7 約69% 約79%
1.8 約61% 約76%
1.9 約61% 約74%

ここで意外だったのは連対率です。1.5倍を下回ってやっと8割に達するという結果になりました。

また、複勝に至っても1.7倍を下回ってやっと8割に達するという結果になっています。ここまでの人気馬となるとほぼ確実に複勝払戻は1.1倍まで落ちているでしょう。こちらも単勝1.1倍の時と同様に5回に1回は外れる確率となりました。言い換えれば買えば買うほど損をしていくということです。

そもそも『人気順』ってどうやって決まるのさ?

1競馬ファンとして分析した結果は以下の通りとなります。

  • 新聞での評価が良いから
  • 前走が強かったから
  • 血統適性があるから
  • いい騎手が乗っているから
  • オッズが低いから(多数に巻かれる初心者的思考)

他にも色々あると思いますが、まずはこれくらいとします。
さて、挙げた要素のうち「本当の強さ」を評価しているものってどれくらいあるでしょうか?
結論を出してしまうとそこまで多くないはずです。結局のところは感情的な部分による影響が大きいと思っています。

競馬予想AIのメカニズム

さて、単勝オッズが1.1倍だったケースを考えます。5回に1回は負けるという統計が取れています。
もし仮に、5分の1に該当する馬を見つけることが出来たらどうなるでしょうか?理論上はそれだけでも勝つことが出来ると言えます。

競馬予想AIでは主に各馬ごとのデータを統計化し、他馬と比較やその馬ごとの適性を判定することにより順位付けを行っています。中にはオッズを評価軸の1つとして使っている方もいるようですが、私が作成しているAIでは使っていません。
言い方を変えてしまえば、明らかに過剰人気している『危険な人気馬』を容易に探し出すことが出来るのです。

プラス収支の人の予想に丸乗りしていればいつかは・・・

そもそも論ですがもしあなたが完璧な馬券術を持っていたとしたら、その情報を安易に売り捌きますか?
私だったら絶対に独り占めしますね。その方がオッズが下がらず儲かりやすいですから(笑)

誤解を招かないために先に伝えておきますと、私自身は予想を販売する行為に対して一切の反対意見はありません。一定の需要がある以上は売っても問題ない、という考えです。
ただし私は一度も買ったことありません。何故なら「当たる確証がない情報にはお金を払いたくないから」からです。

販売する側の心理を考えてみます。
1つ考えられるのが、「実は買い目に不安があって、外したときのリスクを少しでも減らすために予想を売っているんじゃないか」ということです。
冒頭でも申した通り、絶対に自信があるなら少しでも配当金を多くするために独り占めしませんか?
私なら間違いなくそうしていますね。

競馬予想AIでは統計に基づいて勝率や期待値を算出できる

人による予想はどうしても各個人の感情を含みがちで、所詮は個人の感覚によるものでしかありません。
仮に確固たる自信がある予想であったとしても、です。
ましてや「実は自信のない予想」だったらどうなるでしょう?

競馬予想AIでは統計に基づいて数値を算出してくれます。
一切感情を持たず 且つ 自信がある場合とない場合とでは数値の大きさが物語ってくれるのです。
乗っていい場合とそうでない場合が目で見て分かります

負けを取り戻そうとして大金を注ぎ込んでしまう

実は以前私もやったことがあります。結果は惨敗でしたね。
理由は明確で、冷静さを失っていたからだと思います。

競馬予想AIは常に冷静

競馬予想AIというのは所詮機械です。故にどんな時でも冷静さを欠くことはありません。

AIによる予想を開始してから見えてきた傾向なのですが、最終レースは美味しいレース率が非常に高いと感じます。
具体的には「実力あるのに過小評価されていてオッズが高い馬がいる」ことです。
きっとこの状況を作り出しているのが、最後の最後に負けを取り戻そうとヤケになって上位人気馬にブチ込んでいる方々なのかもしれません。

競馬AIでは想定勝率を算出することが出来ます。
ここで割り出された確率とオッズを照らし合わせることにより、美味しい馬を見分けることが出来ます

競馬予想AIとの付き合い方を考える

さて、長くなりましたがここから先は1人のAI開発者目線から語らせていただきます。

AI予想は『完璧』でない

そもそもですがAI予想というのは先述しました通り、基本は過去の成績から相対評価して順位付けを行うものです。
よって過去実績のない新馬戦、それから既走馬でも前走からの成長分やその日の体調といった要素まで考慮することはほぼ不可能です。
人間であれば新聞を読んだり、ニュース記事を読んだり、パドックや返し馬を見れば一定数の判断は下せますよね。
AIではそういった我々が普段何気なく行っているような判断が出来ません。
故にAI予想に丸乗りするのは危険です。1開発者の私が言うのですから、それ以上信頼に足る要素はないと思います。
より正確性を高めたいならば最終判断は必ず人間が行うべきなのです。

ではAI予想とどう向き合うべきか

以下は1人の競馬予想AI開発者としての意見です。

  • 自分が買おうと思っている馬の能力値は相対的に見てどうなのか
  • この人気は適正なのか

といった最終判断の材料としてAIを活用いただくことを提案いたします。

上記になぞらえて行くと、『単勝1倍台の馬は本当に強いのか?』という判断材料として活用いただくところからでもいいと思います。
単勝1倍台ということはぶっちぎりで評価されているということです。仮にこれが本当に強さに対する評価であれば、AIでの分析結果でも上位評価に収まるはずですよね?

先に説明したとおり、1人気の勝率は約3割、1倍台だけに絞ってもせいぜい6割しか行かないのです。
しかしAIの評価が低ければそれは危険信号と言えるのではないでしょうか。

競馬は『予想すること』も楽しみの1つ

初心に帰ってみましょう。大前提として競馬って予想することも楽しみの1つじゃありませんか?
せっかくですから予想することも楽しみましょう。丸乗りしているだけじゃ非常に勿体ないです。

まとめ

AI開発者視点より、競馬予想AIとの向き合い方について執筆してみました。
私は純粋に自分のエンジニアスキルを高めたく、読者様はより一層回収率を高めたい。それに尽きると思っています
このWin-Winの関係を今後末永く続けていきたいと考えています。私としてもより精度の高い予想モデルを完成させるべく日々健闘しておりますので、是非是非今後ともチェックいただけますと幸いです!

さいごに

『ここの競馬AIの予想精度はどれくらいなの?』と気になった方は是非過去記事もご覧ください!!

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Post Author: engineer-lime

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