久しぶりにスニーカーを買った。new balanceのBB550という製品だ。
元々バスケットボール用で売られていた物を20年少々の月日を経て復刻したモデルらしい。
基本的に靴は機能重視で見た目は二の次主義なんだけども、この靴に至っては見た目が気に入って購入に至った。重厚感とブランドロゴのさり気なさ、そして絶妙なカラーリングがお気に入り。
ちなみに普段はリーガルのREGAL WALKERという靴を履いている。種類は豊富だけど、私がいつも買うのはディアスキンスニーカーという鹿の革で出来た製品。
特徴としては革なのに布製品並みの柔らかさと通気性、そして類を見ないほどのクッション性。その分お値段も張るわけだけども、足の疲れってしっかり対策しないと何日もダメージを引きずるからね。初めて歩いたときの感動は今でも忘れられない。
さて本題。
件のBB550だけども、実際に手元に来て歩いてみるとまあ歩き心地が微妙なこと。
同じメーカーの中でも比較的固めとは聞いていたけども、こんなにもかぁって感じ。
お出掛けするときに履いて出掛けると同時に、靴が合わず途中で疲れたとしても履き替えられるようにこれまで愛用してきたREGAL WALKERのスニーカーも一緒に持っていった。んで想定通り途中で疲れて履き替えたわけだけども、履き替えてみるとまるで柔らかい芝生の上を歩いているような、地面から何者かが押し上げてくるような感覚になる。
この瞬間「買う靴間違えたかな」と思った。でも本当に見た目が気に入って買ったスニーカー、なんとしてでも履きたいな。
履き心地を改善すべく色々試す。new balanceのインソールを買って入れてみる、内部に貼り付けるクッションを貼ってみる、しかしこれらを行っても解決に至らない。
もしかしてREGAL WALKERのソールを入れてみたら解決するか?試してみよう。
あ…。
そうだった。変なカーボン調のアタッチメント入れてたっけ。
大阪の靴メーカー、リゲッタ社のbine insole(バイン インソール)という製品だ。
いきなりの展開で意味分からないから簡単に説明すると、半年くらい前に「騙されたと思って靴に入れてみてください」という文句に釣られ、本当に騙されるつもりで購入していたのでした。いざ使ってみると全く違和感がなく入れていることも忘れてしまうレベル。元々抜群だった歩き心地が更に良くなったんだよね。
どんな感じか表現すると、土踏まずとかかと部分にバネが付いている感じ。地面を踏むときには優しく拾ってくれて地面を蹴り上げると同時に思いっきり押してくれるような感覚。こんな硬い板を入れただけで歩き心地が良くなるだなんて全く想像出来ないよね、普通に考えたら柔らかくて厚いクッションを入れた方が快適になりそうだもん。
使い方は簡単。靴のかかと部分に入れるだけ。インソールの下に隠してもいいし、靴を履くときにインソールの上に置いてもいい。私は靴の数だけ買って前者で運用してるけど、1枚だけ買って後者で運用するのでもいいと思う。
REGAL WALKER単体でもすごく疲れにくくとてもいい製品だけど、bineを入れてしまうともう元には戻れないね。
bine単体で見ると片足3000円と決して安い物ではないけども、靴を履き替えても引き継げる半永久的な製品だし、これ一つあるだけで靴の選択肢が大きく広がるんだなってことが今回の件でよく分かった。今までみたいに3万する靴は今後買わなくてもいいのかも。早速だけどもう一足新しいスニーカーが欲しくなってきた。
以上、久しぶりのレビュー記事でした。
bine、本当にオススメ。一度使ってみて欲しい。
おわり。